気象庁は9日、南米ペルー沖の監視水域で海面水温が高まり、エルニーニョ現象が発生したとみられると発表した。発生は2014年夏から16年春にかけて発生して以来2年ぶり。来春まで続く可能性が高いという。 エルニーニョ現象は大気の流れや気圧に影響して世界的な異常気象を引き起こすとされる。日本では西高東低の冬型の気圧配置が強まりにくく暖冬になりやすくなる。 気象庁によると、太平洋赤道域のほぼ全域で表層に比較的暖かい水が分布している。今後、太平洋赤道域東部で平年よりも海面水温が高い状態が続くとみられている。(共同)