東日本大震災で行方不明になったと家族が宮城県警に届け出ていた同県石巻市出身の男性(50)が神奈川県内で見つかり、無事だったことが8日、宮城県警への取材で分かった。震災当時は家出状態で、関東方面を転々としていたとみられる。 県警によると男性の姉が平成23年4月に届け出ていた。今年10月に神奈川県内をパトロール中の神奈川県警の警察官が路上で男性に声をかけたことがきっかけで判明した。 震災での行方不明者の生存が判明したのは今年9月、男性が滋賀県内で見つかったのに続き、今年に入って2件目。宮城県によると震災による県内の行方不明者数は1人減り、1222人となった。