味も栄養も良い、肉の代替品が工場で生産されるようになる。 実際アメリカではそのような商品は食肉を嫌がる人達に浸透してきている。 実物と遜色ないのであれば、肉を食べる必然性が無くなる。 今は大義名分があるものの、肉を食べなくても良いならば、動物の命を奪う意味がない。 原料となる動物を飼育するなど、一定の畜産は行われるかも知れないが、規模は大幅に縮小するのではないだろうか。 食は文化だから、技術が発達してもすぐに切り替わることはない。自分が生きているうちにはそんな事にはならないだろうが、数百年もしないうちにそういう時代が来るだろう。 いつの日か、「昔の人は動物を殺して食べていた」ことが驚きをもって知られることになる。 獣がスマートフォンを扱うような風刺画でも描かれるのではないか。