東京オリンピックのボート競技に出場するため3日に来日したセルビア代表選手団の1人に新型コロナウイルス感染が判明し、事前合宿地の富山県南砺市は4日、市内で18日まで実施予定だった合宿を中止する方向で検討に入った。選手団は4日に同市に入る予定を取りやめた。 南砺市教委によると、セルビアの選手と監督、コーチの計5人は入国直…
萩海運(山口県萩市)は23日、萩市の離島・相島と本土を結ぶ新しい定期船の重量が計画より大幅に超過し、建造した鈴木造船(三重県四日市市)との契約を解除すると発表した。6月に予定されていた就航は白紙になった。 萩海運によると、4月9日に四日市市であった進水式に出席した社員が、船体が大きく水面下に沈んでいることを不審に思い、同社と共同で建造を発注した独立行政法人の鉄道建設・運輸施設整備支援…
文化シヤッター小山工場に勤務する永田充さん=栃木県小山市で2021年2月26日午後4時38分、福田智沙撮影 「今、シャッターを作っています」。動画投稿サイト「ユーチューブ」で意外な告白をした元Jリーガーが工場で働き始めてから、1年が過ぎた。守るべきものは味方のゴールから家へと変わり、作業服姿も板についてきた。第二の人生を踏み出す葛藤や将来ビジョンを尋ねた。 大手総合建材メーカー「文化シヤッター」の小山工場(栃木県小山市)で正社員として働くのは、J1の柏、新潟、浦和でリーグ戦272試合に出場した永田充さん(38)。静岡学園高からJリーグに飛び込み、守備のスペシャリスト、センターバックとして長年活躍した。ジーコ監督時代の2003年とザッケローニ監督時代の10~11年には日本代表に選ばれ、2試合に出場。J2東京ヴを経て19年は関東リーグ1部の東京ユナイテッドでプレーした。 Jリーグの舞台で得た快
世界に知られる山形国際ドキュメンタリー映画祭で昨年、上映され大きな反響を呼んだ映画「アリ地獄天国」(土屋トカチ監督)の東京都内の映画館での初上映が決まった。話題を呼び、海外の映画祭でも高い評価を得ながら、新型コロナウイルスの感染拡大もあり、なかなか上映が決まらなかった。映画は過酷な労働現場をテーマにしたドキュメンタリー。コロナ下で働き方や生き方が問い直される中、会社とは何か、働くとは何かを考えるヒントが込められている。【東海林智】 土屋監督は、セメント輸送車運転手が労働組合に入り、過酷な長時間労働を改善するまでを描いた前作「フツーの仕事がしたい」が「現代版蟹工船(かにこうせん)」と注目を浴びた。徹底的に労働者に寄り添うスタイルが見る者に勇気と共感を与えてくれる。
自民党の石破茂元幹事長が次期総裁選を見据えて、党内の支持固めに力を注いでいる。7日には2018年の前回総裁選で石破氏を支持し、19年10月に他界した参院の実力者・吉田博美元参院幹事長の墓参りに行った。9月17日に予定する石破派の政治資金パーティーでは二階俊博幹事長を講師に招く。石破派は19人のみで党内基盤は弱い。吉田氏が率いた竹下派参院議員(21人)と二階派(47人)に秋波を送り、支持を取り付けたい考えだ。石破派幹部は「秋から本格的に動く」と意欲を示す。 「本当にお世話になった吉田幹事長のお初盆です。初盆のお墓参りは我々政治をやる者にとってすごく大きな行事。来ない方がおかしい」。石破氏は7日、石破派議員11人と共に東京都新宿区の寺院で吉田氏の墓参りを済ませた後、神妙に語った。
新型コロナウイルス感染症を巡り、高齢の患者が集中治療を若者に譲ることを想定した意思カードに注目が集まっている。公開したのは、循環器内科医の石蔵文信・大阪大招へい教授(64)が代表を務める団体。人工心肺装置など医療資源が逼迫(ひっぱく)した現場で、どの患者に使うべきか「命の選択」を迫られた場合の医療従事者の精神的負担を減らすのが目的だが、高齢者への圧力になると批判する意見もある。 この団体は、高齢者らの健康などをサポートする一般社団法人「日本原始力発電所協会」。意思カードには「新型コロナウイルス感染症で人工呼吸器や人工肺などの高度治療を受けている時に機器が不足した場合には、私は若い人に高度医療を譲ります」と記載され、同意した人が署名する。4月にホームページで紹介すると、アクセス数はそれまでに比べ100倍以上に急増したという。
仕事を探す人たちの手助けをする国の機関ハローワーク(公共職業安定所)。しかし、そこに勤める相談員の多くが、非正規の公務員だ。自らも不安定な身分なのに、人の就職相談に応じる矛盾。かつて就職氷河期を経験した女性は、やりきれない思いを抱えながら、窓口で仕事に当たっている。【木許はるみ/統合デジタル取材センター】 午前6時、高校生と中学生の子どもたちの弁当作りから一日が始まる。朝食の片付けを終え、シフト制で勤務する千葉県内のハローワークに出勤する。午前11時、前日の相談者の集計作業を始め、合間に相談者が次々に訪れる。若者向けの窓口で、山岸薫さん(47)=千葉市=は非正規の相談員として勤務する。「もう何社受けても決まらない」「自分なんかどうせだめ」――。「売り手市場」とされるが、悩みや劣等感を吐き出す学生も多い。相談時間は30分の基準を超え、相談が終わると、さまざまな書類の処理や資料作りをこなす。1
JR新宿駅(東京都新宿区)で2日夜に起きた人身事故。視覚障害者の男性が死亡した現場そばのホームでは、スマートフォンで写真を撮影しようとする利用客がいて、駅員がアナウンスで撮影をやめるよう呼びかけたという。こうした事態にネット上では「いつからこんなにモラルが低くなったのか」などと批判が相次いだ。 死亡した男性は全盲の視覚障害者。現場では、救出作業のために覆ったブルーシートの内側にスマートフォンを差し込み、撮影する利用客が複数いたという。当時、ツイッターでは「…
「介護」と言われても具体的なイメージはなく、「その時が来ればなんとかなる」と思っている人が多いだろう。これまではそれでも良かった。しかし今後はそうはいかない。高齢化で介護や医療のインフラは圧倒的に足りなくなり、「家族介護」の時代に逆戻りしかねない。人口は減り、国の財政がさらに悪化し、年金不安も増す。この最悪シナリオの主役は高齢者だけでなく、国民全員だ。2040年に向かって何が起ころうとしているのか。【毎日新聞医療プレミア/吉永磨美、鈴木敬子】 <連載「介護崩壊」トップページはこちら> 「民間経営の有料老人ホーム」に1カ月27万円! 年をとって施設に入るとき、いったいどのくらいの費用が必要かみなさんはご存じだろうか。名古屋市のサトシさん(仮名、80歳)の例を紹介しよう。 介護付き有料老人ホームで暮らすサトシさん。入所してもうすぐ2年になる 2年前に血管の病気を患い、認知症が進行したため市内の
見城社長が投稿した「謝罪」ツイート。実売部数について「本来書くべきことではなかった」などとつづっている 作家の津原泰水さん(54)が、幻冬舎のベストセラー「日本国紀」を批判したところ、同社から刊行予定だった文庫本の出版が取りやめになった問題で、同社の見城徹社長は16日、本の文庫化について「僕は反対していた」「実売○部(原文は数字)もいかなかった」などとツイッターに投稿した。見城社長は投稿を削除したが、非公表の「実売部数」を公にしたことに、作家などから「作家に対する敬意はゼロなのか」「編集者のモラルにもとる」など、厳しい批判が相次いでいる。【吉井理記/統合デジタル取材センター】 問題のツイートは、見城社長が文庫化取りやめについて、同社ではなく、津原さんから持ちかけられた、と主張する一連の投稿の一つ。同社が出した津原さんの1冊目の本について「僕は出版を躊躇(ためら)いましたが担当者の熱い想(お
総務省四国行政評価支局から「分かりづらい」と指摘を受けたトイレのドアノブ=香川県土庄町の土庄港フェリーターミナルで、2019年1月8日午後1時29分、植松晃一撮影 国内外で人気の高い瀬戸内国際芸術祭が今月開幕する香川県・小豆島。玄関口となるフェリーターミナルの「アートトイレ」のドアについて、総務省四国行政評価支局(高松市)が「識別しづらい」と指摘した。ドアノブが奇抜な白黒模様と重なり、視覚障害者らには見えにくい状態となっている。芸術祭の開幕は26日に迫るが、改善は間に合わず、現状のまま来場者を迎えることになりそうだ。 芸術祭は2010年から3年に1度、主に香川県内の島々を会場に開催し、多彩な芸術作品の展示やイベントがある。今回は11月上旬まで春、夏、秋の会期があり、県などの実行委は延べ約100万人の来場を見込む。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く