カダフィ政権と反体制派の衝突が拡大するリビアから、隣国チュニジアへ脱出したエジプト人約900人の救出のため、チュニジアの港ザルジス(Zarzis)に到着した仏海軍の強襲揚陸艦ミストラル(Mistral)を警備するチュニジア兵士(2011年3月7日撮影)(c)AFP/DOMINIQUE FAGET 【3月8日 AFP】カダフィ政権と反体制派の衝突が拡大するリビアから、隣国チュニジアへ脱出したエジプト人約900人を救出するため派遣されたフランスの軍艦が、一人の避難民も乗せずに帰国するはめになった。 フランスが誇る強襲揚陸艦ミストラル(Mistral)は5日、避難民をエジプトのアレクサンドリア(Alexandria)に運ぶ任務を帯びてフランス南部のトゥーロン(Toulon)港を出発し、7日にチュニジアのザルジス(Zarzis)港に到着した。しかし、停泊後間もなく、仏海軍は避難民を乗せずに同日中に