折りたたみ傘には、手の力で開閉するもの(手開き式)と、ボタンを押すと自動的に開くもの(以下、「ジャンプ式」)がある。また、ジャンプ式のなかには、閉じるときも自動で折りたたまれるものがある(以下、「自動開閉式」)。 ジャンプ式も自動開閉式も利便性の高い商品と思われるが、PIO-NETに事故が寄せられており、なかには重い後遺症が残るケースも見受けられる。そこで、事故の未然防止・拡大防止のため、消費者への注意喚起を図るとともに、業界への要望を行う。 事故の概要 ジャンプ式の事故 朝、出勤する際にジャンプ式を使用した。会社で広げて干していた。昼ごろ、畳んで傘袋に収納しようとしたところ、急に柄(手元)が飛び出してきた。額を切り、すぐに病院に行った。こぶができ、黒ずんでいて後遺症が残るかもしれないとのことだった。その後、頭痛がするので精密検査を受けることになった。メーカーの日本代理店は商品代金を返金し