県観光連盟主催、県観光振興課後援「ふるさと寺子屋塾」熊本の歴史、文化を語り、知り、学び、伝えることを目的に毎月開催。県観光連盟発行「くまもとの旅」をテキストに、それぞれのテーマに沿った内容で、権威ある講師の先生を招き教授していただいています。 今回のテーマは「肥後の名国司2」です。 前回は道君主名の業績や時代背景について学びました。今回は前回に引き続き、鈴木喬先生に「肥後の名国司第2弾」ということで、道君主名同様に肥後国に功績を残した国司やゆかりある人物についてエピソードを交えながらお話いただきました。その要旨をご紹介します。 西暦700年頃に国司制度が確立し、国司がきちんと任命されるのは、鎌倉時代の前までの約500年間です。その間肥後国では、国司をはじめ守(かみ)・介(すけ)・掾(じょう)・目(さかん)などの地方官が約千人いたと思われます。私は約三○年かけて六国史(りっこくし)(国家が正