今回の標本箱は、また建築ねたなのだけど、建物というよりは記念碑。 19世紀ゴシック・リヴァイヴァルの建築家、 Sir George Gilbert Scott(ジョージ・ギルバート・スコット)設計の、Albert Memorial (アルバート記念碑)。 1861年に急逝したアルバート公(ヴィクトリア女王の夫)を追悼して、建造され、1872年に完成。 生前人望の高かったアルバート公なので、マンチェスター等、イギリス国内にいくつか記念碑が建造されているが、ロンドンではハイドパークの南の端、ちょうどロイヤル・アルバート・ホールと向かい合わせる位置に、設置されている。 長い間ロンドンに住んでいるにもかかわらず、わざわざ見に行くことはなかったのだが、今年に入ってゴシック・リヴァイヴァル、特にギルバート・スコット卿設計の建造物を調べていて、そういえば・・・アルバート記念碑もそうだったな・・・と、思い