日本発キャラクター玩具 中国での販売に障壁多し 香港協会主催のセミナーで日本玩具メーカーの中国におけるキャラクタービジネスの現状を聞く機会があった。講師はバンダイナムコから招いた野島さんと猪野さん。野島さんは同社の香港、アジア、米州ビジネスを立ち上げ、猪野さんは今でも上海に駐在している。 彼らによると、日本で制作されたアニメなどに登場するキャラクターは世界中で人気であり、そのキャラクター玩具は中国でも人気があると思っていた。しかし、意外にも中国でのキャラクター玩具ビジネスは苦戦しているという現実を聞き驚いた。今回はその内容を紹介する。 日本のアニメを見る年齢層はビジネスに結びつかない18歳以上 キャラクター玩具ビジネスの対象年齢を18歳未満とすれば、中国は3億6700万人の巨大市場となる。実際、中国でも日本のアニメは人気だ。かつて1963年頃に「鉄腕アトム」を見ていた10代の子供た