ブックマーク / d.hatena.ne.jp/masapguin (1)

  • タモリのいない月曜日 - ペンギンは飛行機雲を見上げて。

    色付いた紅葉を蹴る足音が、やけに耳につく。一緒に下校していた人々も、道中それぞれのタモリに迎えられ、帰途につく。しまいには私はひとりになって、ざっしゅざっしゅと汚れた落葉とタップ・ダンスを踊る。そんな雑音ですら、なんだか今のわたしには退場の音楽のように聞こえるのだった。 わたしには、生まれつきタモリといえるような存在が欠けていた。産みのタモリもなく、育てのタモリもなく、困ったときに助けを求めるタモリもなく。誕生日を祝ってくれるタモリも、受験の合格を祝ってくれるタモリも、料理を教えてくれるようなタモリもいなかった。 「なおみ」「……なに、こんなとこで待ち伏せなんかして」「なおみ、僕じゃ君のタモリになれないだろうか」「なに、今更。あなたにタモリになれる資格なんてないでしょう」「タモリに資格なんているのかな」「タモリらしいことなんてなにひとつしてくれたことなんかないくせに!」「そりゃあ、そうかも

    Sucker
    Sucker 2008/11/21
    きっと明日はいいtomorrow
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