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  • 生きながらにして虚構に葬られ - 失踪ヒッチハイクガイド

    はじめのはじめに これから書かれることの結語としては、「結果として、他者というものは、不幸のもとでもあり、幸福のもとでもあるという認識だろう」という、極めて常識的なことしか述べていない。また、多くの点を大澤真幸が書いた新書『不可能性の時代』に書かれていることであり、またもう一つとして笠井潔の『テロルの現象学』を補助線に引いている。その延長上でしかない。もししっかりとした論考を読むならばこちらをお薦めする。それでも、読まれる方がいるならば、先に進んでほしい。 なお、この文章は今なお虚構の檻の中で叫ばざるを得ないK氏、および虚構性に対抗して傷ついた多くの人々に捧げられる。彼らがいなければ、この文章は書かれなかっただろう。はじめに 二〇〇七年から二〇〇八年にかけて、僕はヒッチハイクを繰り返しながら、ネットで行われる様々な事件には無頓着で、改めて実家に帰ってきて、ネット環境が整い、日々の雑務をこな

    Sucker
    Sucker 2008/12/11
    難解だった……/"《虚構の時代》における箱男は、次のように宣言するだろう。「見ることには憎悪があるが、見られることには愛がある」と。「見る孤独に耐えることが出来ないから、人は歯をむくのだ」と。"
  • No.3 - 所持金問題への突飛な対策 - 失踪ヒッチハイクガイド

    恐らく、この文章を読んでいる人も、疑問に思うのが「事をどうしているのか?」という問題だろう。実際、ヒッチハイクをしている最中にも同じ質問を何度かされた。その答えとしては、まずひとつに「基は水を欠かさず取ること」である。何かのに書いてあったのだが、料ばかりとって水をとらない場合、すぐに倒れてしまうのに対して、料をとらずとも水をとっておけば少々長くは生きていける、という話があったと思う。また、学研の学習まんがに書いてあったのだが、12時間後はかなりの空腹を覚えるのに対して、24時間後は空腹であっても欲を感じなくなるという。これを基軸として、ヒッチハイクに乗せてくれた方の好意によって、事をおごってもらったり、あるいは大地の恵みによって畑の作物をおごってもらっていたことにしていた。後者はあまり薦められるものではなかった。後者で具体的にどのような作物をべたのか、に関しては色々と書く

    Sucker
    Sucker 2008/12/11
    "それほどまでに幸せな旅だったのだろう。たとえ、他に何も持っていなかったとしても。"
  • 批評家エセハラの憂鬱 - 失踪ヒッチハイクガイド

    この文章は過去に運営した、「倒錯社通信局」という消滅したサイトから再録したものです。ほかの文章はInternet Archiveから読むことが出来ます。こちらからどうぞ。0.そもそも批評家というものは必要ない理由 ある村のおくにひとりの男が住んでいました。この男は似非原というなまえで、動物達のなかでもさけられていました。なぜさけられていたかというと、彼が「批評家」を名乗っていたからでした。たいていの「批評家」というのは人から呼ばれるものであれ、自分からなのるものであれ、たいてい「へりくつをこねまわす人」で「たいくつな人」ということになるのですが、彼も例外ではなく、そういう人でした。それだけならいいのですが、似非原さんは人の作ったものが「いい」のか「わるい」のか口出していました。口出ししないときは書物にむかってぶつぶつとひとりごとを言っていました。 その一方で、村のちゅうしんにあるきれいな噴

    Sucker
    Sucker 2008/12/11
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