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ブックマーク / katokitiz.hatenablog.com (18)

  • そこまでミスチル好きでもない僕が選ぶミスチルの名曲 - シン・くりごはんが嫌い

    「ミスチル好きの僕が選ぶミスチルの名曲トップ10」というエントリが一部で話題になってますが、ミスチルに関する記事をたくさん書いておきながら、これをやってなかったというのはちょっと盲点だったなと思い、是非やってくださいという声もあったのでマネしてやってみようと思います。ぼく自身ミスチルは聴きますがそこまで大ファンというわけでもなく、好きなアーティストにあげるかといわれれば恐らくあげないので、曲単品でこれはすごいなというのを選びました。動画を張り付けると記事が重くなるので、タイトルにリンクしてあります。気になった方は是非どうぞ。 Worlds end 何回もネタにしてもうしわけないが、なんだかんだいってミスチルの最高傑作と言われたらこれ。Smashing Pumpkinsの「Tonight, Tonight」を換骨奪胎。ストリングスが最初に飛び込んでくるが、CSの特番でスガシカオも褒めていたよ

    そこまでミスチル好きでもない僕が選ぶミスチルの名曲 - シン・くりごはんが嫌い
    Sugaya
    Sugaya 2014/09/17
    『デルモ』って初めて聴いたけど、なんか奥田民生を思い出した。
  • 芸人松本人志と監督松本人志は別として考えるべき『R100』 - シン・くりごはんが嫌い

    『R100』をレンタルDVDで観た。 「頭がコンフューズするように撮ったんでね。作戦かもしれないけど良い映画とも悪い映画とも一切言わせなくて、なんて言っていいかわからないこの映画。けなすわけにもいかないし、褒めるわけにもいかないような映画っていう。なんか自分が答えちゃうっていうか、それに対する意見がなんだろうなって感じになればいいなと思ってたんだけど。頭で理解するより全体で体感しちゃうっていうか、体感してなんか妙な感じになればっていう手法っていうか、映画に対する新しい挑戦ではあるのね(一部略)」 これは北野武が『TAKESHI'S』のプロモーションで出演した『SmaSTATION』にて、香取慎吾と対談したときの発言だ。松人志の『R100』を観たときにこの発言をすぐ思い出した。 『R100』は長年松人志を追っかけてきた者ならわかる松人志の手法/作風/思想が詰め込まれていた。松個人が主

    芸人松本人志と監督松本人志は別として考えるべき『R100』 - シン・くりごはんが嫌い
  • 最近、感情がない主人公のドラマ多くね? - シン・くりごはんが嫌い

    「福家警部補の挨拶」第一話と第二話を観た。 ひとことでいうなら「ちょっとだけツメが甘い女コロンボ」ちゃんと「君はコロンボか!」というセリフまである。これはいいコンテンツを作りましたねーと思ったらそもそも原作があって、書いた人がコロンボのファンでノベライズも担当したとか。んで5年前に一回NHKでドラマ化してるらしい。そっちは原作ファンも納得で今回のヤツはかなり叩かれている。 驚いたのは人を撲殺するシーンをワンカットでしっかりと見せてるということ。どうやって撮影したんだろう。ホントに頭にガスンって当たってるように見える。ギャスパー・ノエの『アレックス』みたいで度肝抜かれた。説明的なセリフが多いが、描かなくてよいところはしっかり省略していてテンポが良い。特に二話のあえての尻切れトンボ感はシャープでかっこよかった。視聴率はガン下がりだが、恐らくこれは最後まで見続けるパターンである。 ただ「コロンボ

    最近、感情がない主人公のドラマ多くね? - シン・くりごはんが嫌い
    Sugaya
    Sugaya 2014/01/26
    更に掘り下げると、それこそ『エヴァ』の綾波からの繋がりも無関係じゃないんじゃないか。アニメ的なるモノをドラマでやっているというか。
  • 違う意味で「テレビでやってくれ」といいたくなる『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE』 - シン・くりごはんが嫌い

    『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE』鑑賞。 今年一番の問題作だと思う。 というのも、この作品。映画なのかテレビなのか、その境界線みたいなものがあやふやで、もちろん映画館でかかってる以上は映画だし、ぼく自身「映画とは見世物小屋である」というのをわりと信条にしてきたので、どういう形態であれ、お客さんが満足して帰ればそれはそれで映画として成立しているんだと思うが、この『キス我慢選手権 THE MOVIE』はバラエティ番組の企画がスクリーンに映し出されているだけで、それ以上でもそれ以下でもない。 「映画版」を揶揄するときに「これだったらテレビで充分」という常套句があるが、それがそのまんまこの作品には当てはまってしまう。だってテレビなんだもん。これまでは「ドラマの最終回のボーナストラック」や「テレビアニメ版のダイジェスト」だったり、ギリギリ映画っぽい体裁をのこしてはいた。しかしこれはバ

    違う意味で「テレビでやってくれ」といいたくなる『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE』 - シン・くりごはんが嫌い
  • この絶望は監督自身が受けたものなのか?『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』 - シン・くりごはんが嫌い

    『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』をレンタルDVDで鑑賞。細田守監督作。 大 傑 作! オマツリ島に隠された秘密を探るミステリーであり、次々に消えていく仲間を巡るサスペンスでもあって、与えられたミッションをひとつひとつクリアしていくというアクションもふんだんに詰め込まれていて、随所に仰々しいリアクションと言葉遊びで笑わせるコメディでもあって、結束の固い仲間たちの絆がどんどん断絶していくというドラマがあり、さらにそれらをホラー的な演出でまとめあげるという多面的な作品で、わずか90分の間に映画は様々な表情を見せる。 それだけではなく、それら様々な要素をカットバックで平行して見せることで、一瞬の隙も飽きさせず、静と動のすさまじい情報量がものすごいスピードでこちらに迫って来る。セリフで謎解きしていたと思えば、次の瞬間にはボートレースのシーンが待ち構えていたり、巨大な

    この絶望は監督自身が受けたものなのか?『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』 - シン・くりごはんが嫌い
    Sugaya
    Sugaya 2012/12/06
    これ学生の時に観たなあ。自分は「ワンピースでこれやる必要無くね?」と思ったクチ。/クレしんに関しては、既にムトウユージ監督が結構やっちゃってる感。
  • なぜ埼玉県女性の平均バストサイズがAカップなのか? - シン・くりごはんが嫌い

    *1 昨日の『月曜日から夜ふかし』がたいへんおもしろかった。 以前、同番組において「都道府県別の女性のバストサイズの平均が判明した!」という特集をやり、そこで埼玉県だけがAカップで、全国で一番小さいことがわかった。 【衝撃事実】47都道府県の平均バストサイズが判明 / 埼玉だけがAカップ! 驚異のEカップは岐阜と京都 | ロケットニュース24 実際、そのときにスタジオに観覧に来ていた埼玉県の女性に聞いてみたところ、なんと三人中、ふたりがAカップで見事にその平均にあてはまっており、これを聞いたマツコは「埼玉県貧乳問題」と称し、「逆になんで埼玉県の女性は胸が小さいのかを調べるべき!」と番組内で発言した。 昨日の放送は、その『埼玉県貧乳問題』について、その後の詳細を追ったものだったが、この調査結果が衝撃的で「どうやったら胸が大きくなるのか?」について終止符を打ったような内容だった。 グラビアアイ

    なぜ埼玉県女性の平均バストサイズがAカップなのか? - シン・くりごはんが嫌い
    Sugaya
    Sugaya 2012/05/29
    面白い。
  • フットボールアワー後藤の「ジェッタシー」の元ネタについて雑記 - シン・くりごはんが嫌い

    最近『ゴッドタン』をよく見るようになった。 企画によって当たり外れが大きい番組だなぁとは思って、率先して見てはいなかったんだけど*1、お笑いマニアの友人から「これは間違いないから」と「キス我慢選手権」と「マジ歌選手権」のDVDをおすすめされて、それを見て死ぬほど笑ってから欠かさず見るようにしている。それでもやっぱり企画によっては当たり外れがあったりするけど。 新潟は二ヶ月くらい放送が遅れていて、こないだやっと「ゲーセワ飲み会」が終わったところなのだが、なぜか最近Twitterで「ジェッタシー最高!」というツイートをやたらと見かけるようになった。 「ジェッタシー」とは『ゴッドタン』の人気企画である「マジ歌選手権」でフットボールアワーの後藤が披露したマジ歌「ジェットエクスタシー」のことなのだが、なぜか曲の出だしで「ジェットエクスタシー」のことを「ジェッタシー」と略しており、それ以来「ジェッタシ

    フットボールアワー後藤の「ジェッタシー」の元ネタについて雑記 - シン・くりごはんが嫌い
    Sugaya
    Sugaya 2012/02/13
    何気にテロップの存在が大きい。
  • 2700はロックだ!という話 - シン・くりごはんが嫌い

    年末にやってたガキの使いSPを録画してそれを見てたんですよ。 そこに2700が出てまして、例によって「右ひじ左ひじ交互に見て」というリズムネタをやってたんですね。 んで、これを見てからこのフレーズが頭から離れなくなったんですよ。脳内にこびりついてしまっていて、これを書いてるそばからも右ひじ左ひじ交互に見て…右ひじ左ひじ交互に見て………うわー!!! なんで、このフレーズがこんなに頭に残るんだろうなぁとずーっと考えてたら、ある曲を思い出したんですよ。すごくリズムとフレーズが似てるんですね。それがこちら。 そうなんです。2700の「右ひじ左ひじ交互に見て」はリフなんですよ。 ブルースから発展したロックンロールはイギリスで劇的な変化を遂げます。それがリフの存在です。ギターの短いフレーズが曲中で繰り返されることで、その曲を印象づけるアレです。歌のメロディを唄う前に、リフを口ずさんだ時点でその曲が分か

    2700はロックだ!という話 - シン・くりごはんが嫌い
    Sugaya
    Sugaya 2012/02/08
    引用させてもらいました。なんなら、記事を書くきっかけにさせてもらったほど。→http://omoshow.blog95.fc2.com/blog-entry-1382.html
  • 『勇者ヨシヒコ』の元ネタ『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』 - シン・くりごはんが嫌い

    『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』鑑賞。 昨年『勇者ヨシヒコと魔王の城』という楽しい深夜ドラマが放送された。『ドラゴンクエスト』の実写版ともいうべき内容で、勇者が魔王を倒しにいくというだけのあらすじだが、あえてモンスターを表現するのにハリボテを使ったり、低予算であることを逆手にとったコントのようなテイストで、お笑い分かってますよぉ、笑えるでしょという姿勢は鼻についたが、不条理かつシュールな展開は嫌いじゃないし、コンセプトと発想は評価出来る部分があった。何よりもドラクエを元ネタとして使ってるのが今までになかったので、それだけで余計なお笑い要素を入れなくても笑えるのだ。 ところがこのドラマには『ホーリー・グレイル』という元ネタがあることが分かり、すぐにDVDを購入して観たのだった。 ぼくはテリー・ギリアム好きを公言してはいたが、実のところモンティ・パイソンは一作も観たことがなか

    『勇者ヨシヒコ』の元ネタ『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』 - シン・くりごはんが嫌い
    Sugaya
    Sugaya 2012/02/08
    確か、勇者ヨシヒコの監督“福田雄一”は、日本版「モンティ・パイソンのスパマロット」の演出を担当していたな。影響ビンビン!/間もなくブルーレイも発売。
  • 44年の時を越えビートルズがアジカンで三たび蘇る!? - シン・くりごはんが嫌い

    超今更ながらアジカンの“迷子犬と雨のビート”を聴いたんですよ。 というのも“新世紀のラブソング”くらいからちょっと見限ってたところもあって、すごく好きな曲ではあるんですけど、そのレディオヘッド的な変化はまだ早いなというか、レディオヘッドだって『ベンズ』から『キッドA』の間に『OKコンピューター』があったわけで、ストレイテナーもそういうきらいがありましたけど『OKコンピューター』がないのに『キッドA』的なアプローチはちょっと急すぎるなぁ、せめてシングルで切らずにアルバムでやるかカップリングでしてくれよという風に勝手に思ってたんですよ。 んで、こないだ『僕らの音楽』に出た時に演奏した新曲の“マーチングバンド”を聴いたら、ローコードにアルペジオとスピッツの“青い車”みたいなポップな曲で、なんだよパワーコードとオクターブじゃなくてもアジカンらしさは出せるんじゃないかと感動しましてね。ああ、やっぱり

    44年の時を越えビートルズがアジカンで三たび蘇る!? - シン・くりごはんが嫌い
    Sugaya
    Sugaya 2012/01/31
    うわあ、面白ぇ!アジカンの曲はアニメのテーマソングで聴いてて、なんとも味わいのある素敵な楽曲だなと思っていたけど、そこから更に遡ると、こんな継承が見えてくるのか。うわー、歴史って面白い。
  • アジカン後藤と秋元康の対談を見て思ったこと - シン・くりごはんが嫌い

    ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカルであり、ソングライターでもある後藤正文が地上波の音楽番組に初出演した。 とは言っても、出演したのはMステやHEY×3ではなく、「ゲストが今一番会いたい人と対談する」というコンセプトが売りの『僕らの音楽』。まぁ出演するんだったらこの番組がベストであろう。しかも対談したい相手に選んだのが、秋元康というから驚きだ。あまりにも異色な組み合わせと、あのアジカンが地上波に出る!?ってこともあって、ネットのニュースになったほどである。 早々に題に入らせてもらうが、内容はとてもよかった。実際、アイドルは別にしても、テレビに出なかったミュージシャンに「休みの日はこんなことしてます」なんて話はしてほしくないし、司会者にもそんな話は聞いてほしくはない。なので、ゲストが話したいことを対談形式で話して、それが見てる側の身になるようなものならば、今回の出演は

    アジカン後藤と秋元康の対談を見て思ったこと - シン・くりごはんが嫌い
    Sugaya
    Sugaya 2012/01/22
    楽曲目当てでながら見してたけれど、こんな話してたんだなあ。
  • 「およげたいやきくん」の元ネタ?『マスウェル・ヒルビリーズ』 - シン・くりごはんが嫌い

    最近キンクスの『マスウェル・ヒルビリーズ』をよく聴いてました。 キンクスといえば、イギリス4大バンドのひとつという言い方をされてますが、日だとビートルズやストーンズ、ザ・フーよりも一般的な知名度はないんじゃないでしょうか。レンタルショップでもキンクスだけはベスト盤しか置いてないイメージがあります。実際ぼくも探しまわってファーストアルバムをレンタルしたくらいですし、ビートルズやストーンズ、フーを聴くという人はぼくの周りにも数名いますが、キンクスを聴くという人に出会ったことがありません。 このアルバムは労働者階級のイギリス人がアメリカに対する憧れを描いていると言われています――――と言いながらも、和訳された歌詞カードが手元にないので歌詞についてまったく言及出来ません。なんてこったい。ただ、内容を紹介しているサイトによれば、人間関係や仕事に疲れて酒に溺れる男の歌や会社をクビになった男がそれを休

    「およげたいやきくん」の元ネタ?『マスウェル・ヒルビリーズ』 - シン・くりごはんが嫌い
  • SKE48のCDが売れる理由 - シン・くりごはんが嫌い

    こないだSKE48が好きな友人から『パレオはエメラルド』を借りた。 パレオはエメラルド【ジャケットC】 アーティスト: SKE48出版社/メーカー: avex trax発売日: 2011/07/27メディア: CD購入: 10人 クリック: 53回この商品を含むブログ (20件) を見るイントロ前にゆったりとしたヴァースのようなものがあり、サビで狂ったように転調したりと、構造的にはAKB48の『ポニーテールとシュシュ』とほぼ同じ。PVの内容やビジュアルイメージも一緒で、店でとってもおいしいスープが出来たから味噌を入れて味噌ラーメンとして支店で出しちゃえというような潔さを感じる。実際ぼくも好きな曲である。 驚いたのは、この曲が38万枚近くも売り上げているということだ。店であるAKBが100万枚を越えたというのは握手券などの商売方法やブームも含めて頷ける話であるが、支店であるはずのSKEで

    SKE48のCDが売れる理由 - シン・くりごはんが嫌い
    Sugaya
    Sugaya 2011/11/30
    まあ、アイドルに限らず、最近はおまけのDVDの豪華さで売ってるっていうCDも多いけどね。硬派で売ってたエレファントカシマシでさえやってる→http://www.elephantkashimashi.com/s_36.html
  • おにぎりという爆撃『南極料理人』 - シン・くりごはんが嫌い

    『南極料理人』をDVDで鑑賞。 ひょんなことから南極観測隊員の調理係に任命されてしまった男の奮闘記――――というのがあらすじのようなものだろうが、実のところ中身は今流行りのスローライフ/フード系譜に連なる作品。いわゆるフードスタイリストが作ったウマそうな料理が出て来て、それをべた人が幸せになって、というこれと言った物語があまりない「アレ」である。 ――――とまぁ、軽く茶化すような言い回しで書き始めたが、なんとこれが大傑作。南極観測での日々をゆるーく描くのかと思いきや、作品は『狼は天使の匂い』に通ずる、いい歳した男たちが“ごっこ”遊びを気でし続ける男泣き必至の展開で、さすがにギャングは出ないし、誰かがエイリアンにのっとられて疑心暗鬼になるということもないが、そのごっこ遊びが徹頭徹尾二時間詰まっている。系譜こそ違うものの、北野武の『ソナチネ』沖縄パートを南極でやっているという感じ。『ソナチ

    おにぎりという爆撃『南極料理人』 - シン・くりごはんが嫌い
    Sugaya
    Sugaya 2011/09/28
    “北野武の『ソナチネ』の沖縄パートをそのまんま北極に移した”むしろ『ソナチネ』が観たくなりました。/この映画がきっかけなのか、沖田監督は後にシティボーイズ企画の短編映画を撮影。そっちの飯も美味そ。
  • 花山椒的なアクセントにシビれる『カンフーパンダ2』 - シン・くりごはんが嫌い

    『カンフーパンダ2』鑑賞。 前作は香港カンフー映画のフォーマットに敬意を払いつつ、あくまでもそれをスパイスとして効かせ、ハリウッドのアニメーションとして昇華させた傑作で、カンフー映画というジャンルはついに揶揄されることなく、メインストリームのアニメとして作られるようになったかと感動を覚えたが、ご多分に漏れず、続編である今作もそのクオリティを下げることなく、安心して見られる作品に仕上がっている。 前作で話は完結しており、そこからポーの出生について語られるという展開はいささか強引かと思われたが、違う流派の抗争に孤児が巻き込まれていくというプロットは、ジャッキー・チェンの『蛇拳』を彷彿とさせ、それにひと捻り加えたという印象。ストーリーのひな型から映画は脱線しようとし、シリアスな展開であっても、笑いを一切忘れない*1。基的には細かい部分でオフビートになり、それが随所に現われるが、それもこれも前作

    花山椒的なアクセントにシビれる『カンフーパンダ2』 - シン・くりごはんが嫌い
    Sugaya
    Sugaya 2011/09/15
    序盤の省略した感じに不安を覚えたけど、中盤からラストまでがまさにカンフー映画というような躍動感に満ちていて、満足できたなあ。ベストシーンは看板ばこばこばこばこ。
  • 押井守が予言したジブリの未来『コクリコ坂から』 - シン・くりごはんが嫌い

    『コクリコ坂から』鑑賞。 細部にまでこだわりぬいた映像を「もったいないなぁ」と思わせるくらいの短いカットで紡ぎ、さらに大胆に描写を省略するなど、日映画ならではのおもしろさがあったことはまず評価に値する。 特に主人公/男の子のキャラクターが赤木圭一郎みたいな古き良き男前だったのには好感が持てた。「リア充映画だ!」と騒ぎ立てられているが、作品は学生運動を取り上げているため、実際のところ、先頭に立つリーダーはカリスマ性やある種のかっこよさが必要であり、声もV6の岡田くんにさせたことは正解だったように思う。圧倒的な美術のリアリティは郷愁感を超えた映画的な興奮が詰まっており、基的にはそれに圧倒されること必至だろう。 ――――が、『コクリコ坂から』は「動き」としてのアニメーションの魅力がかなり薄い。そもそもキャラクターたちに恐ろしいほど生命感がないのだ。 宮崎駿のそれと比べれば一目瞭然なのだが、宮

    押井守が予言したジブリの未来『コクリコ坂から』 - シン・くりごはんが嫌い
    Sugaya
    Sugaya 2011/08/02
    主人公二人の無表情がやたらと見られたのは、二人の複雑な生活環境を反映した「冷め」を表現していたのだと思っていたんだけどなあ。流石に無理矢理な解釈だったかな。
  • バンドデシネで描かれた「映画」『ベルヴィル・ランデブー』 - シン・くりごはんが嫌い

    『ベルヴィル・ランデブー』をDVDにて鑑賞。恥ずかしながら観ておらず、その存在も『イリュージョニスト』を観るまで知らなかったという体たらく。 戦後間もないフランス。内気な少年シャンピオンくんは、おばあちゃんが贈ってくれた三輪車に興味を持ち、そのまま自転車に乗るという喜びを知る――――時は流れ、自転車レースの選手となった彼は、世界最高峰の大会であるツール・ド・フランスに参加することに。当然ながら初挑戦でうまくいくはずもなく、シャンピオンくんはリタイア寸前。レースの途中で、救援車に乗り込むのだが、それは救援車を装った誘拐目的の怪しい車で、彼はそのまま謎の組織にさらわれてしまうのだった――――愛する孫を誘拐されたおばあちゃんは愛犬を連れて、シャンピオンくんがさらわれた足跡を追う――――というのが主なあらすじ。 いきなりカートゥーン調のキャラクターがディズニー的なドタバタをモノクロで繰り広げるので

    バンドデシネで描かれた「映画」『ベルヴィル・ランデブー』 - シン・くりごはんが嫌い
    Sugaya
    Sugaya 2011/06/19
    この映画を初めて観たときの衝撃は今でも忘れられない。バンドデシネも何も知らなかったけど、問答無用で世界観に呑みこまれた。大友監督との比較は予想外。『大砲の街』随分前に観たけど忘れちゃったな。観直そう。
  • 怒りのグルーヴ/震災&宗教編 - シン・くりごはんが嫌い

    今しがたTwitterにて「泉谷しげるは今回の震災で立ち上がらないのかなぁ。阪神大震災のときは小学生だったけど、あの人の「てめーら募金しやがれ!」は子供心にかっこいいと思ったよ。その後自分の人脈をフルにいかしたチャリティーイベントを開催して、その時のドキュメンタリーもすごくおもしろかった。」とつぶやいたら、ustしてただとか、さらにこういうブログを紹介してもらったりとか、速攻RTが来て、いやはや不勉強でお恥ずかしい限りなんですが、ustでは嘉門達夫が出演されたそうで、それでそういえば嘉門達夫は阪神大震災のことを歌にしてたよなぁと思い出して、youtubeで探したらあっさり見つかった。 いやあそれにしてもなんてタイムリーな歌詞………今だったら発売禁止とかになってしまうのかな。 嘉門達夫の「怒りのグルーヴ」シリーズは世の中に蔓延る不条理なモノにどんどんツッコミを入れて行くシリーズで、最初の方は

    怒りのグルーヴ/震災&宗教編 - シン・くりごはんが嫌い
    Sugaya
    Sugaya 2011/04/03
    泉谷と宗教ネタといえば、どうしても思い出してしまうのが『教祖ころんだ』という曲(http://youtu.be/uCCsRJGpkMU)。94年発表の曲でこのタイトルなので、予言してたとちょっと話題になったりして。
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