米国のトランプ大統領は20日に性別は男性と女性の二つで変更できないとする大統領令に署名し、バイデン前政権下のLGBTQ+(性的少数者)の関連施策を撤回した。一般社団法人「LGBT理解増進会」の繁内幸治代表理事は産経新聞のインタビューで、大統領令署名に至った米国の状況について「活動家が『多様性』を暴走させた成れの果てだ」と断じた。 その上で、令和5年6月施行のLGBT理解増進法を挙げて「米国のようなバックラッシュ(揺り戻し)を起こさせないための法律だ」と強調した。繁内氏は自民党の「性的指向・性自認に関する特命委員会」のアドバイザーなどとして法案作成に関わった経緯がある。主なやり取りは以下のとおり。 LGBT理解増進会の繁内幸治代表理事──性的少数者の権利擁護を掲げる米国最大の人権団体「ヒューマン・ライツ・キャンペーン」は「全力を尽くして、これらの有害な規定に反撃する」と声明を出すなど、人権団
