ビジネスにも料理にも役立つ“ネタ”が満載!社労士・診断士のコンサルタント立石智工による経営&料理ヒント集 昨日のエントリからの続き。「ホワイトカラー・エグゼンプション」の様々な議論を見ながら「労使関係」のあり方を考えていた時に、ふと「雇用というのは、誰がどのように担保する必要があるのか?」ということを考える必要があるのではないかと感じました。 まず、本日のエントリにおいては、「雇用の安定」について「雇用そのものの維持」「雇用が維持されなくなった状態における生活基盤の担保」「雇用が維持されなくなった状態からの回復」 の3側面を誰が担うのかという観点から考えたいと思います。 戦後からバブル崩壊までの間におけるかつての日本では、雇用の安定の3側面の担い手は、 ●「雇用そのものの維持」の担い手 ⇒ 雇用者たる企業(≒終身雇用) ●「雇用が維持されなくなった状態における生活基盤の担保」の担い手 ⇒
ビジネスにも料理にも役立つ“ネタ”が満載!社労士・診断士のコンサルタント立石智工による経営&料理ヒント集 ホワイトカラー・エグゼンプションに関する話題が引き続きブログの世界をにぎわせていますが、その中でも次の2つのブログのエントリを見ていて『今の議論に欠けている視点』が少しずつ見えてきました。 ●労働は時間ではない(池田信夫blog) ●「ホワイトカラー・エグゼンプション」の導入を阻害しているのは経営側である。(想像力はベッドルームと路上から) この二つのエントリを読み比べていて感じたのが、「日本の労使慣行の変遷と将来のあり方」について、もっと深く考えなければこの「ホワイトカラー・エグゼンプション」について導入すべきか否の議論は「おとしどころ」が見えてこないということです。 「想像力は~」のエントリでは、ホワイトカラー・エグゼンプションの導入に反対する理由として「経営者による労務コンプライ
2007年01月11日01:30 カテゴリMoney 「日本人労働者」そのものが幻か 問題は、この統計が信用できるかどうかだ。 大西 宏のマーケティング・エッセンス:日本人は働きすぎって本当でしょうか 前振りが長くなりましたが、OECDのレポートでは、単純に各国間の比較はできないという注釈はありますが、1990年あたりから日本の実労働時間は急激に減少しており、2000年あたりからはアメリカとほぼ同じ程度とはいえ、アメリカよりもやや労働時間は短くなっています。これって以前は結構話題になっていたはずです。 >>社会実情データ図録 私には、こちらの方が実情に合っているように感じる。 サービス残業を追放しよう では日本の労働者はサービス残業をどれくらいさせられているのでしょう か。この計算は通常、1.労働者個人(世帯単位)を対象とする「労働力調査」による推計年間労働時間から、2.事業所が提出する「
最近、ホワイトカラー・エグゼンプションをめぐって議論が盛んになっている。こういうわかりにくい英語で議論するのも問題だが、状況もわかりにくい。政府部内でも、厚労省は通常国会に労働基準法の改正案を提出する方針だが、公明党ばかりか自民党からも慎重論が出ている。安倍首相は「少子化対策に役立つ」と発言して失笑を買ったが、その後慎重論に転じた。野党は全面対決の構えで、提出されれば対決法案になりそうだ。しかしこういう議論をしている人々は、ホワイトカラー、特に勤務時間の不規則な情報産業の労働者の実態を知っているのだろうか。 私がかつて勤務していたNHKは、おそらく日本でもっとも早く残業時間をとっぱらった企業のひとつだろう。1970年代から、記者には「特定時間外」という制度が適用され、一定時間の「みなし残業」によって賃金が支払われていた。それ以外の職種は、ほとんど同じような仕事をしている(私のような)ディ
ビジネスにも料理にも役立つ“ネタ”が満載!社労士・診断士のコンサルタント立石智工による経営&料理ヒント集 NikkeiPB ITProに寄せられていた小飼弾氏の新年コラムが秀逸。ほんのわずかだけ引用させて頂きます。 【Watcherが展望する2007年】The Wisdom Not to Crowd (前略) なぜ世界で一番豊かで強くて賢い群衆は、最も愚かな戦争に走ったのか。 逆説的ですが、それは彼らが9.11をきっかけに「群れて」しまったからです。 実は、「群衆の叡智」が発揮されるためには、「群衆」は群れてはいけないのです。 (後略) 本コラムを読んで、昨年末に米タイム誌が1年間で最も影響力があった人物である「今年の人」に「あなた」を認定したことをふと思い出しました。弾氏によれば、「「群衆の叡智」は、あくまで群衆の中の人々が付和雷同しない時にはじめて発揮され」、「Webが成し遂げた最大の
ビジネスにも料理にも役立つ“ネタ”が満載!社労士・診断士のコンサルタント立石智工による経営&料理ヒント集 ホワイトカラー・エグゼンプションの議論が相変わらず熱いのですが、議論の前提となる「ホワイトカラー・エグゼンプション制度」の詳細ついては、「残業代ゼロ」ばかりが強調されており、報道等できちんと触れられていない部分があるように感じています。そこで、本日は、現在厚生労働省が導入しようとしているホワイトカラー・エグゼンプション制度について詳しく分析してみたいと思います。 「ホワイトカラー・エグゼンプション制度」の審議はどこで行われていたのか? 現在、厚生労働省の労働政策審議会で審議が行われている「ホワイトカラー・エグゼンプション制度」とは、労働契約法制・労働時間法制の整備の一環として行われているものです。具体的な審議は同審議会の労働条件分科会で行われており、その第70回資料には「今後の労働契約
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