オリンパスの2007年度中間決算(2007年4月~9月)は,売上高,営業利益,経常利益,純利益のすべてで過去最高となった。売上高は前年同期比13.6%増の5503億6600万円,営業利益は同602億2300万円である。通期(2007年4月~2008年3月)の業績予想にも2度目の上方修正を加えた。売上高は前年度比9.5%増の1兆1630億円,営業利益は同26.6%増の1250億円としており,いずれも過去最高を更新する見通しだ。 好決算のけん引役となったのは,映像事業と医療事業だ。映像事業の中間期の売上高は前年同期比23.5%増の1631億4000万円,営業利益は同48.9%増の215億6000万円だった。デジタル・カメラの販売台数は530万台,うちデジタル一眼レフ機は前年同期の2倍超となる25万台だった。 同社はデジタル一眼レフ機に注力する方針を採っており,取締役社長の菊川剛氏は「ニコンやキ
オリンパスは,外径10mmのビデオ・スコープ先端部に直径が6.9mmと小さい分光素子を搭載した「分光ビデオ内視鏡システム」を開発した(リリース)。粘膜の内部にとどまっている大きさ2mm以下の早期がんの発見に向ける。2013年度の市場評価開始を目指す。 小型分光素子は,反射コートを施した2枚のフィルタを高精度に配置した構造。二つのフィルタ間の距離と入射する光の波長が一致する時にその波長の光が透過する仕組みを利用し,CCDに入射する光の波長を任意に設定できる。これにより,通常観察(白色光)に加え,600~800nmの波長帯域において10nm以下の高分解能で,がんに関連する分子と反応する複数の蛍光プローブを選択的に検出できる。このような分子イメージングにより,“がんの芽”を早期に検出することで,他の臓器やリンパ節への転移リスクの少ない段階で侵襲の低い治療が可能になるという。 このほか,青色光を照
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