[東京 21日 ロイター] サッポロホールディングス2501.Tの次期社長に内定した上條努常務は、ロイターとのインタビューで、北米でビール事業を展開しているスリーマン社の製造能力増強について、今後1―1年半で結論を出したいとの考えを示した。また、サッポロUSAの事業を一段引き上げるためにも、ブランドを買収する検討も続けているとした。 同社は10日にポッカコーポレーション(名古屋市)と2012年4月に経営統合する方針を発表。将来的なグループの姿としては、アルコール、非アルコール、不動産で同水準の利益を出せる体制にしたいと語った。 上條氏は、3月30日の定時株主総会後の取締役会で正式に就任する予定。インタビューは、16日に行った。 <スリーマン製造能力増強は1年―1年半で結論> 北米で事業展開をしているスリーマン社(カナダ)の製造能力が限界にきており、その能力増強が課題となっている。上條次期社