政府は14日、環境対策を施したトラックの一部車種を対象に補助金を支給する方針を固めた。トラックに対するエコカー購入補助金制度は8月に終わったばかりだが、その後の販売が落ち込んでいるため、改めて購入を後押しすることにした。ただ、乗用車へのエコカー補助は9月に打ち切られたままで、トラックだけを対象にした政府の対応に対して乗用車メーカーの不満が高まることは確実だ。 補助金の対象となるトラックは、中・大型のディーゼル車。大気汚染につながる窒素酸化物(NOx)などの排出量を半分以下に抑えることを柱として、平成21、22年に段階的に実施された排出ガス規制をクリアした車両購入が条件だ。 これまでも政府は、8月に終了したトラックのエコカー補助とは別枠で、圧縮天然ガス(CNG)車やハイブリッド型に限定したトラック購入に補助金を出しており、その対象にトラックの主力であるディーゼル車を加える形となる。 具体的に