日欧米ではすっかり成熟市場となった事務機業界。成長が鈍化する中、北米では昨年から、事務機メーカーによる代理店買収が相次いだ。8月末、世界最大販社の買収により、この競争に終止符を打ったのはリコー。桜井正光前社長(現会長)時代から積極的なM&A戦略を進め、安定成長を続けてきた。一方で、苦手とする北米地域は赤字すれすれの“低空飛行”から依然抜け出せない。世界経済の停滞で市場環境は厳しさが増す。就任から1年半経った近藤史朗社長の目に、リコーの進むべき道はどう映っているのか。 ――米国をはじめ世界的な景気減速が進んでいます。事務機業界でもかなり影響が出ていますか。 それはもう避けられないですね。たとえば、ワシントン・ミューチュアルという、この前倒れた会社がありますが、あそこはうちの米国の大きなお客様です。会社自体がなくなるわけではないので、契約は継続できるとは思いますが、いずれにせよ大変残念な状況
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