仮想通貨ビットコインの分裂は、デジタル台帳であるブロックチェーン上の取り扱い能力を拡張する目的の「セグウィット(SegWit)2x」と呼ばれるソフトウエア更新でひとまず回避されるもようだ。だが、ブロックチェーンを構成するブロックの容量倍増が見込まれる11月を前に、再び分裂騒動が起きる懸念はある。今後のビットコインについて、専門家から以下のような見解が示されている。 コインベースで支払い工学の責任者を務めるマシュー・ワーナー氏 「ブロックサイズの拡張が始まるようになれば、ネットワーク上の利用者を増やすことができる。(セグウィット2x実施に必要な新枠組み)BIP91が支持されたのは、誰もがこのネットワークを発展させたい良い兆候だ。特に仮想通貨の世界では、向こう数カ月に何が起きるか決して予想できないものだが、ここ数週間に見られた展開全てに私は勇気づけられた。多くの疑問点が解消され始めている」