GROOVE X代表取締役 林要氏。エンジニアとしてトヨタで空力開発、ソフトバンクでPepper(ペッパー)の開発リーダーを経て、2015年にGROOVE X創業。 「日本国内で1円も売り上げをあげていない会社が80億円の資金調達をするというのは稀ですが、グローバルで見たときはめずらしい話ではないんです。私たちはグローバルなハードテック産業の戦い方に準じているだけ」。 今回の資金調達の経緯を単刀直入に聞くと、林氏はひとつひとつ言葉を噛みしめるように語った。 GROOVE Xが現在開発しているのは「LOVOT(ラボット)」というコンセプトネームで呼ばれる新世代家庭用ロボットだ。製品発表は2018年秋、一般発売は2019年を予定しているが、どのような製品になるのかは未だ謎のヴェールに包まれている。 林氏は「人の代わりに仕事をするのが“ロボット(ROBOT)”なら、人が自己実現のために使う存在が
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