千葉市美浜区にJR京葉線の新駅を設置する構想をめぐり、千葉県と千葉市、地元企業代表のイオンモールの3者でつくる「幕張新都心拡大地区新駅設置協議会」とJR東日本千葉支社が20日、駅舎建設費の負担割合などに合意し、基本協定を結んだ。 協議会は2024年度中の開業を目指している。 新駅の予定地は同市美浜区浜田2丁目で、新習志野―海浜幕張間3・4キロのほぼ中間。13年に開業した大型商業施設「イオンモール幕張新都心」に隣接する。JR東によると、京葉線(東京―蘇我)の新駅は、1990年に開業した八丁堀、越中島、潮見の3駅以来になるという。 駅舎建設費約130億円の負担割合は、イオンモールが半分で、県と市、JR東が各6分の1。協議会事務局の市交通政策課によると、JR東側から今月、合意するとの回答があったという。 新駅構想は、91年に県がJR東に要請。景気低迷で一時凍結となったが、イオンモールの開業を機に