Windows版Internet Explorer(IE)向けのFlash Playerを標的として、電子メールで悪質なファイルを送りつける手口の攻撃が発生しているという。 Adobe Flash Playerに深刻な脆弱性が発覚し、Windowsを狙った標的型攻撃が発生しているという。米Adobe Systemsは5月4日付で、この問題に対処するためのセキュリティアップデートを各OS向けに公開した。 同社のセキュリティ情報によると、脆弱性は「オブジェクトコンフュージョン」と呼ばれる問題に起因しており、Flash Player 11.2.202.233(Windows、Mac、Linux向け)と11.1.115.7(Android 4.x向け)、および11.1.111.8(Android 3.x/2.x向け)までの各バージョンが影響を受ける。悪用された場合、アプリケーションがクラッシュした
アドビシステムズは今後、クリエイティブ製品群「Creative Suite」(CS)のユーザーに対し、サブスクリプション(定額制)モデルでの利用を促していく考えだ。 同社が最新の「CS6」発売と同時に5月11日にスタートする「Creative Cloud」は、PhotoshopやIllustratorを含む全ての最新ソフトを月額5000円(年間プランの場合)で提供するクラウドサービス。ユーザーはアップグレードを意識することなく常に最新版の機能を使えるほか、ノートPCやタブレットなど複数の端末をまたいで作業できるようになるなどのメリットがある。 一方、同社は2013年1月1日から、CSのパッケージ版製品のアップグレード対象を従来の「3バージョン前まで」から「直近1つ前の主要バージョンまで」に変更する。CS3/4ユーザーはCS6へのアップグレード対象から外れるほか、今後はパッケージ版ユーザーは
日本政府発行の電子証明書でPDFの作成者や内容が正しいことを確認できるようにしたAdobe。その背景には、PDFファイルが情報流通基盤として定着している実態と、これを悪用するサイバー攻撃の多発ぶりがある。 サイバー攻撃対策で内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)との連携を発表したアドビシステムズは4月26日、この連携の背景や同社のセキュリティ対策について説明を行った。PDFファイルを利用した安全な情報流通の実現を目的としている。 今回の連携では(1)政府省庁で取り扱うPDF文書に政府認証基盤(GPKI)を使って発行した電子証明書を付与することを推奨、(2)Adobe Reader/Acrobatにこの証明書を自動的に確認する機能を実装――の2点が柱となる。これによりAdobe Reader/Acrobatのユーザーは、日本政府機関が発行するPDFファイルが正しいものか、また、内容が第
AdobeはWindowsやMac向けの「Flash Player 11.2」、およびAndroid向けの11.1の更新版で、深刻な脆弱性に対処した。 米Adobe Systemsは3月27日にリリースした「Flash Player 11.2」と「Adobe AIR 3.2」の正式版で、複数の深刻な脆弱性を修正した。Android向けのモバイル版は11.1のセキュリティアップデートで同じ脆弱性に対処している。 同社のセキュリティ情報によると、今回のアップデートではメモリ破損の脆弱性2件に対処した。緊急度は同社の4段階評価で最も高い「重要」(Critical)。悪用された場合、クラッシュを誘発され、システムを制御される恐れがある。 脆弱性が存在するのはFlash Player 11.1.102.63(Windows、Mac、Linux、Solaris向け)、Flash Player 11.1
「いまや全ての人々がネット上でシグナルを出している。これは、人々が企業に対して“自分とは誰か”ということを知らせているということだ。企業側としては、これをどんどん使っていきたいと考えているはずだ」 米Adobe Systemsのブラッド・レンチャー デジタルマーケティングビジネスユニット担当シニアバイスプレジデント兼GMは、同社の年次カンファレンス「Adobe Digital Marketing Summit 2012」で、日本の報道陣の取材に対してこのように語った。 現在、ソーシャルメディアの普及に伴い、人々は自分の情報をネット上で露出するようになりつつある。一方で、企業は自社サイトにおけるユーザーの閲覧履歴や検索キーワードなどからも、顧客の興味の対象や性別・年齢などをある程度想定できる。 そこで企業は、こうしてネット上に表現される“消費者のオンライン人格”を正確にとらえ、一人ひとりに最
Adobe、「Flash Player 11.2」と「Adobe AIR 3.2」の正式版をリリース:iOSとAndroid向けゲーム作成APIを追加 米Adobe Systemsは3月27日(現地時間)、コンテンツ再生プラグイン「Flash Player 11.2」とアプリケーション実行環境「Adobe AIR 3.2」の正式版をリリースしたと発表した。Flash Playerは同バージョンからモバイル版はなくなり、WindowsとMac OS X版のみが提供される。Adobe AIRもWindowsとMac OS X版のみだ。それぞれAdobeのダウンロードサイトからダウンロードできる。 今回のアップデートでは、ゲーム開発向けの新機能が多数追加された。Flash Playerはマウスの右クリックや中クリック、マルチスレッドでのビデオコーディングに対応し、「Stage3D」による2D/3
アドビ システムズは3月27日、設立20周年を契機に記者会見を開いた。クレイグ・ティーゲル社長は「AcrobatやCreative Suiteなどの新技術を、顧客がほしがる前に提供することで成長してきた」と話し、今後注力していく2つの事業分野について語った。 1つ目の注力分野は「デジタルメディア」。2012年前半に発売予定の「Adobe Creative Suite 6」などを通じ、「ユーザーが魅力的なコンテンツを作成し、それをスマートフォン、タブレット、PCなどさまざまなデバイスに対し、ソーシャルメディアを含むさまざまなチャネルで配信できるよう支援していく」(ティーゲル社長)としている。 さらに、2012年前半にスタート予定のクリエイター向けクラウドサービス「Adobe Creative Cloud」にも注力していく。同サービスは、Creative Suiteの全機能や、タブレット端末向
消費者はパーソナライズを求めている?――Adobeが示すマーケティングの“3本柱”:Adobe Digital Marketing Summit 2012(1/2 ページ) Adobeは、デジタルマーケティング分野の年次カンファレンス「Adobe Digital Marketing Summit 2012」を開催。オープニングセッションでは「パーソナライズ」に主眼を置いた同社のマーケティング製品戦略と、3つの新製品が紹介された。 米国時間の3月20日、周囲の山々にまだ雪が残るユタ州ソルトレイクシティにて、米Adobe Systemsのデジタルマーケティング分野の年次カンファレンス「Adobe Digital Marketing Summit 2012」が、約4000人の聴衆を集めて開幕した。 2日目に開かれたオープニングゼネラルセッションでは、同社デジタルマーケティングビジネスユニット担当
「Photoshop CS5」のプレミアム版に詰め込まれている、いくつかの地味な動画編集機能を知らないからといって、自分を責める必要はない。 しかし、Adobe Systemsが米国時間3月21日、「Superstition」という開発コード名の「Photoshop CS6」のパブリックベータ版をリリースしたことで、より多くの人が自分を責め始めるかもしれない。 この新版では、より高価なPhotoshopの「Extended」版の動画機能を標準版にも採用し、Photoshopのトーンおよびカラー調整の適用といった編集機能を追加している。そして、この新ツールはAppleの「QuickTime」に依存する代わりに、本格的な動画ツールである「Premiere Pro」向けに多様な動画フォーマットを処理する「Adobe Media Encoder」など、「Creative Suite」に含まれるAd
デジタルクリエイティブソリューション企業のAdobe Systemsは、堅調だった2011年第4四半期の決算の後で、高い期待が寄せられていた。同社が米国時間3月19日に行った決算発表は、ウォール街の予想とほぼ同じであり、驚きはないものの期待を裏切るというほどでもなかった。 Adobeは2012年第1四半期(3月2日締め)決算で、純利益は1億8520万ドル(1株あたり37セント)だったと報告した(報道資料)。非GAAPベースでの売り上げは10億4500万ドルで、1株あたり利益は57セントでだった。 ウォール街による第1四半期の予想は、売り上げが10億5000万ドルで、1株あたりの利益が57ドルというものだった。 前述の10億4500万ドルの売り上げには、2012年1月に完了したEfficient Frontierの買収からもたらされた売り上げ960万ドルも含まれている。 Adobeは2012
アドビシステムズは3月22日、画像編集ソフト「Adobe Photoshop」の最新版となる「Photoshop CS6」のパブリックβ版を公開した。パブリックβ版はインストール時から60日間、または2012年5月31日まで使用可能で、日本語表示に対応する。 Photoshop CS6の開発コードは“Superstition(迷信)”。今回のバージョンである「13」という数字は欧米で不吉な数字とされていることから名付けられたという(写真=左)。Photoshop CS6パブリックβ版のメイン画面(写真=右) 新バージョンでは、ぼかしや照明効果などのフィルタを追加し、切り抜きツールや色調補正機能、3D機能を強化した。このほか、RAWファイル現像用のプラグイン「Adobe Photoshop Camera Raw 7」を搭載するなど、さまざまなブラッシュアップが施されている。 対応OSはWin
米Adobe Systemsは3月21日(現地時間)、Photoshopの新バージョン「CS 6」のβ版を公開した。日本語版も用意され、同社サイト「Adobe Labs」から無償でダウンロードできる。製品版は今年上半期中を予定している。 新バージョンでは「コンテンツに応じる」ツールに、新たに「コンテンツに応じたパッチ」や 「コンテンツに応じた移動」を追加。また「Adobe Mercury Graphics Engine」により描画を高速化、ゆがみやパペットワープ、自由変形、照明効果などのよく使用される効果ではほぼ瞬時に結果が得られるという。 β版にはExtendedを含む全機能が含まれる。インストールにはAdobe IDが必要。インストールから60日間か、今年5月31日まで使用できる。 β版公開を記念し、パッケージ版をプレゼントするTwitterキャンペーンを始めた。 関連記事 アドビ、「
脆弱性を悪用された場合、ハッシュアルゴリズム衝突を利用してサービス妨害(DoS)攻撃を仕掛けられる恐れがあるという。 米Adobe Systemsは3月13日、アプリケーションサーバ「ColdFusion」のホットフィックスを公開し、1件の脆弱性に対処した。 同社のセキュリティ情報によると、脆弱性はWindows、Mac、UNIX向けのColdFusion 9.0.1までのバージョンに存在する。この問題を悪用された場合、ハッシュアルゴリズム衝突を利用してサービス妨害(DoS)攻撃を仕掛けられる恐れがあるという。 危険度は上から2番目の「Important」と評価している。また、アップデート適用の優先度の高さを示す指標は上から2番目の「Priority 2」。現時点で攻撃コードは出現していないとされ、アップデートの目安として30日以内という期間を提示している。 Adobeは影響を受けるユーザ
Adobe Systemsは米国時間3月5日、「Adobe Photoshop Lightroom 4」を発表した。同バージョンでは、ビデオ編集機能の追加やきめ細やかな編集機能を実現しつつ、価格は半額に引き下げられている。 Adobe Photoshop Lightroom 4では、昔ながらのセピア調といったプリセットを使って、ビデオを編集できる。 提供:screenshot by Stephen Shankland/CNET Photoshop Lightroom 4は、新規購入で149ドル、アップグレード版が79ドルとなっている。これは、以前の購入価格である299ドル(新規)、99ドル(アップグレード版)から大幅に値下げされている。この方向性は、Appleの競合製品である「Aperture」と同様であるが、Apertureほど劇的ではない。同製品は、当初の499ドルという価格を199ド
対応OSはWindows Vista(SP2以降)またはWindows 7(SP1日本語版)、Mac OS X v10.6.8またはv10.7日本語版で、いずれのOS搭載機でも2Gバイト以上のメインメモリ、1Gバイト以上のHDD容量、インターネット接続などが必要とされ、HDビデオ編集機能の利用についてはデュアルコア以上のプロセッサーが推奨されている。 発売を記念し、Webサイト「GANREF」と連携して「634 ANGLES~634アングルの東京新名所MAPプロジェクト」を開始する。都内各所を撮影した写真の投稿を受け付け、地図にマークしていくもので、GANREF会員がLightroomで保存した写真を投稿すると抽選で毎週1名にAdobe Photoshop Lightroom 4がプレゼントされる。 関連記事 アドビ、Photoshop Lightroom 4パブリックβを提供開始 アドビ
アップデート適用の優先度を示す指標は「Priority 2」。脆弱性の危険度は高いものの、現時点で攻撃は発生していないとされる。 米Adobe Systemsは3月5日、Flash Playerの更新版を公開し、2件の深刻な脆弱性に対処した。 同社のセキュリティ情報によると、2件の脆弱性のうち「Matrix3Dのメモリ破損問題」は、悪用されると任意のコードを実行される恐れがある。もう1件の「整数エラー問題」は、情報流出を引き起こす恐れがあるという。 脆弱性が存在するのはFlash Player 11.1.102.62(Windows、Mac、Linux、Solaris向け)、11.1.115.6(Android 4.x向け)、11.1.111.6(Android 3.x/2.x向け)までの各バージョン。危険度は同社の4段階評価で最も高い「Critical」に分類している。 また、セキュリテ
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