アイルランドの製薬大手シャイアーを約460億ポンド(約6兆8000億円)で買収することを発表した武田薬品工業のクリストフ・ウェバー社長が8日、日経ビジネスの単独取材に応じた。2014年にヘッドハンティングされる形で社長に就任。研究開発体制の見直しなど、事業構造改革を進めてきた。そんなウェバー氏が手掛けた日本企業最大の巨額M&A(合併・買収)。高揚感をにじませつつ、狙いや決意について、真正面から答えてくれた。 (聞き手本誌編集長 東昌樹、内海真希) 今のお気持ちは。 クリストフ・ウェバー氏(以下、ウェバー):もちろん良いです。ハッピーです。より色々な意図を明確にお話しすることができるようになりました。(シャイアーが株式を上場する英国ではM&Aの手続きに関して厳格なルールがあるため)これまでは意向を明確に開示できず、誤解されたり憶測が飛び交ったりし、少し大変でした。これから詳細を明確にできるの
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