人口35万の「小国」が、サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会で「奇跡」に挑んでいる。初出場した北大西洋の島国アイスランドだ。1次リーグ突破を目指して26日(日本時間27日未明)のクロアチア戦に挑む。サポーターたちはスタジアムを包む独特の応援方法「バイキング・クラップ」で選手たちを鼓舞する。 アイスランドはW杯の初戦で強豪アルゼンチンと引き分けた。国内でのテレビ視聴率は脅威の99・6%。 まさに国全体がサポーターだ。 それを象徴する光景があった。2年前の欧州選手権。初出場ながら、サッカーの「母国」イングランドを決勝トーナメント1回戦で破った。ベスト8進出の快進撃に、国民の約1割が開催国のフランスに駆けつけた。選手と共に「フー!」と声を上げ、頭上で手をたたく姿は、「団結」「絆」を感じさせて圧巻だった。その元祖を確かめるために、アイスランドを訪ねた。 首都レイキャビクの中心から車で20分ほ
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