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ブックマーク / blog.nagao.nuie.nagoya-u.ac.jp (3)

  • 長尾のブログ2.0: 実世界のプログラミング

    ご無沙汰しています。 個人用移動体の自動走行のプログラムを書いていて、よく思うことは、実世界の(主に物理的)制約というのは、予想以上にやっかいなものだということである。 同じ実験を繰り返しても、結果が同じにならないからである。 無論、PCやセンサーの不具合やプログラムのバグのせいで、うまくいかないことも多いけれど、ちょっと向きが違ったとか、ちょっと距離が違っただけで、予想と全然違う動きをすることがあるのである。 やっぱり、実世界というのは複雑で面白いなあ、と思う反面、仮想世界ならこんなことは問題にもならないのに面倒だなあ、とも思う。 ロボットの(知的な)自律行動の研究をしている人たちが研究室内の実験環境から離れたがらない理由はよくわかる。 しかし、僕たちは日常環境で利用可能な知的移動体を作っているのだから、いつも同じところだけで実験をしているわけにはいかない。 この研究の目指すところの一つ

  • 長尾のブログ2.0: 集合知 VS 集合愚

    最近、月刊アスキーという雑誌の取材を受けた。 実際は取材というより、僕がアスキーの社に行って、雑談とデモをしてきただけなのであるが。 月刊アスキーという雑誌は、ついこの間、かなり大規模な路線変更を行って、僕を含む多くの読者を驚かせている。 僕も最初、新装丁となったこの雑誌を見て、思わず目を疑ってしまった。 なんだか、日経トレンディとかDIMEみたいな、大衆に迎合しまくりなハイテク情報誌に成り下がってしまったという印象を受けた(ワイアード日語版とかbitとか、好きな雑誌がなくなってしまって、数少ない楽しみな雑誌の一つだったのに)。 あまりにひどい変わりようなので、大学での定期購読を中止してしまった。 でも、知り合いの清水さんに頼まれたこともあって取材を受けることにした。 この清水さんというのは、ドワンゴという会社の元社員で、現在は独立してユビキタスエンターテインメントという会社の社長であ

  • 長尾のブログ2.0: ポインタ危機一髪

    僕のいる研究室で制作された、多人数が同時にWiiリモコンを使って行うゲーム「ポインタ危機一髪(別名、ポインタスター。略称、ポイスタ)」をご紹介します。 名前からおわかりのように、これは「黒ひげ危機一発(なぜ危機一髪じゃないの?)」という有名なおもちゃにインスパイヤされています。 Wiiは4人まで同時に遊べますが、このゲームは基的にいくらでも人数が増やせるようになっています。 ただし、同時に遊べる人数はマシンパワー(および画面の解像度)に依存します。 以下の写真は、研究室のメンバー12人が一緒に遊んでいる様子です(写真には一部の人しか写っていません)。 実は、これは多人数が同時にポインタを使って画面上で操作するとどのくらい迷惑なことになるか(自分のやっていることの邪魔になるか)を調べるための一つの実験なのです。 それぞれのポインタは色分けされており、場合によっては移動の軌跡を残すことができ

    TAKESAKO
    TAKESAKO 2007/12/17
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