子どもの「見えない貧困」に注目が集まっている。 NHKが「見えない貧困」特集 NHKは12日、子どもの貧困についての特集「見えない貧困~未来を奪われる子供たち~」を放送。 子ども達が直面している見えない貧困を、実態ルポやデータ解析で可視化。見えない貧困の現状と、自治体などの対策を報じた。 6人に1人が相対的貧困 日本では子供の相対的貧困率が1990年代半ばから上昇傾向にあり、現在はおよそ子どもの6人に1人が相対的貧困状態にある。 相対的貧困とは、最低限必要とされる食料等が購入できないような絶対的貧困ではないが、地域社会の大多数より貧しい状態のこと。 日本では経済的理由で就学援助を受けている小・中学生の割合も増え続けており、2015年度は過去最高の15.64%になった。 ひとり親世帯は半数超が貧困 特に、ひとり親世帯の相対的貧困率は深刻で、2012年時点で54.6%と半数超が相対的な貧困状態