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  • トランプ大統領、トランスジェンダーの米軍入隊を禁止へ 訴訟の恐れも

    7月26日、トランプ米大統領はツイッターで、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの人々について、米軍への入隊を禁止する方針を発表した。写真はトランプ大統領の発表に抗議する人々。 米ニューヨークのタイムズスクエアで撮影(2017年 ロイター/Carlo Allegri) トランプ米大統領は26日、ツイッターで、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの人々について、米軍への入隊を禁止する方針を発表した。時期や方法などの詳細は明らかにしていない。 突然の発表に対し、人権団体や民主・共和両党の一部議員は政治的動機に基づく差別だと非難する一方、保守系団体や一部の共和党議員は賛同する考えを示している。 オバマ前政権は、性的指向や性自認に基づく米軍内の障壁撤廃に取り組んできた。 トランプ氏は昨年の大統領選期間中、トランスジェンダーを含む性的少数者(LGBT)のために戦うと公約していた。 しかし、こ

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  • 「トランプ大統領が命令すれば、米軍は中国を核攻撃する」米太平洋艦隊司令官

    <米海軍太平洋艦隊の司令官が「中国核攻撃」発言。誰が大統領でも米軍の忠誠は揺るがないという意図だったようだが> 心と体の性が一致しないトランスジェンダーの米軍に入隊は認めないと、ドナルド・トランプ大統領がツイートで発言したことに対して、ベトナム戦争で捕虜経験があるジョン・マケイン上院議員ら著名な退役軍人からトランプへの批判が相次いでいる。 しかし直後の7月27日、米海軍太平洋艦隊司令官のスコット・スウィフト大将は米軍最高司令官である大統領への忠誠を示した。オーストラリア国立大学の安全保障会議でスウィフトは、大統領の命令なら中国に核ミサイルを撃つことも辞さない、と語ったのだ。 【参考記事】米中戦争の可能性は低くない──攻撃に強く守りに弱い軍が先制攻撃を招く 実際にそのような命令が下ったとは言っていないが、大統領が誰であっても米軍の忠誠心は揺るがないことを強調する意図で発言したものと見られる。

    「トランプ大統領が命令すれば、米軍は中国を核攻撃する」米太平洋艦隊司令官
  • モスル奪還作戦、写真で見るISISとの戦いの恐怖

    <テロ組織ISIS(自称イスラム国)の最大拠点だったイラク北部モスルの奪還作戦は、昨年10月に始まって9カ月間続いた。イラク軍部隊に同行したロイター通信のカメラマンたちが、戦場や住民の様子を写真に収めた。カメラマンがそのとき見たものは> ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ISISを狙った空爆から逃げる 2016年11月17日、モスル。近くにいるISISの戦闘員を狙った有志連合の空爆に驚いて逃げ惑う人々 GORAN TOMASEVIC/REUTERS <撮影者、ゴラン・トマセビックの言葉> 「戦場の取材では前線に出られないことはよくあるが、この日はラッキーだった。着いたとき、町は平和で静かだった。直後に、自動車が爆発した。ISISの自爆テロだ。子供が泣き叫び、近くの家数軒が破壊されていた。戦場は何度も経験しているが、モスルほど多くの自動車自爆テロを見たことはない」 「戦闘は波のように

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  • 米議会で証言した劉暁波支援団体から衝撃の事実と悲痛な訴え

    米議会公聴会で証言したワシントンの人権団体が、劉暁波氏の葬儀と海葬に関する当局の恐るべき虚偽報道をメールで知らせてきた。また劉氏の、劉霞さん等の救出を呼び掛けてきたので、その一部をご紹介する。 葬儀に列席した劉暁波氏の「友人」は「私服警官」 15日、ノーベル平和賞受賞者の劉暁波氏が入院していた遼寧省瀋陽市が、記者会見を行い、その日の早朝に近親者や友人が参列する中、葬儀が行われたと発表した。しかし、劉暁波の友人で、劉暁波にノーベル平和賞を授与すべく運動したワシントンにいる人権派弁護士などの支援団体は、当局が「友人」と称する者の中に、友人は一人もいないと知らせてきた。 事実、別の「当の友人」をフランスのRFI (Radio France Internationale)が取材したが、「当局が示した葬儀に列席した友人の中には、ただの一人も顔見知りの人がいない」と言っている。 メールでは、ここに

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  • 太陽エネルギーが石炭産業を殺す日

    化石燃料に回帰するアメリカを尻目に自然エネルギーで世界をリードするのは中国?(湖北省武漢) Kevin Frayer/GETTY IMAGES <パリ協定を離脱して石炭重視を貫くトランプだが、技術革新と低価格化でどのみち自然エネルギーが主流になる> 今の時代に石炭産業を保護する――それは、パソコンが急速に普及しだした80年代にタイピスト職を保護するくらい無意味なことだ。 なぜか。ドナルド・トランプ米大統領がどんなにじだんだを踏んでも、太陽光技術の発展によって石炭・石油産業はいずれ破壊されるからだ。 米半導体メーカー・インテルの創業者の1人であるゴードン・ムーアは65年、「半導体の集積度は18カ月ごとに倍増していく」と予測した。半導体の高集積化と低価格化を進めたこの「ムーアの法則」は、太陽光にも当てはまる。 半導体ほど急速ではないものの、太陽光技術もより安く、より高度に、予想を裏切らず持続可

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  • ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

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  • 死の淵に立っても劉暁波を容赦しない「人でなし」共産党

    <ノーベル平和賞を受賞した人権活動家の劉暁波は獄中で末期癌になっているが、中国共産党は釈放どころか見舞いを受けるというまっとうな権利も与えていない> ここ数日、世界中の中国に関心がある人の間で一番話題になっているのが作家・人権活動家の劉暁波の病状(13日夕方に死去と報道された)だ。彼は「08憲章」を起草して08年に逮捕され、09年に「国家政権転覆扇動罪」で懲役11年の有罪判決を受けた。10年にノーベル平和賞を受賞した時は獄中にいた。授賞式の空っぽの椅子は、その1年の中でも記憶に残るニュースになった。 劉暁波は友人を通じて、同じ死ぬにしても中国国外でむしろ死にたい、という強い願いを公表。長期にわたり軟禁され、その結果病になったの劉霞を心配し、彼女が彼と一緒に自由な世界に行くことを望んでいる。 刑務所に行く以前から、劉暁波には肝炎の病歴があった。しかし刑務所の極めて劣悪な住環境と飲が彼の

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  • 「日本のオシャレ人形と観光名所でパチリ」が流行の兆し? | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    「スマートドール」と呼ばれる60センチ大の人形と旅に出て、観光名所で一緒に記念写真を撮りSNSに投稿するのが世界で流行の兆しを見せているらしい。 日のサブカル好きが手掛ける人形 世界中のセレブリティたちに愛されている高級ブランド・シューズで有名なデザイナー、ジミー・チュー氏の息子ダニー・チュー氏は、日オタク界では名の知れた存在だ。もともと父親のジミー氏はマレーシア出身、ダニー氏は英国出身なのだが、ダニー氏は日のサブカルチャー好きが高じて、現在は日で暮らしながら日のサブカルを世界に発信し続けている。 そんなダニー・チュー氏は、「スマートドール」と呼ばれる60センチ大の人形のデザインを手がけている。「日の伝統的な成形方法が用いられており、デザイン哲学や日のアニメが持つ雰囲気等をはじめとした日文化的要素も取り入れています」(公式ウェブサイトより)というだけあって、いろいろなポ

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  • 中国「三峡ダム」危機--最悪の場合、上海の都市機能が麻痺する

    <四川省で起きた大規模な山崩れは、当に大雨だけが原因なのか。世界最大の三峡ダムが一帯で大地震を頻発させているという指摘があり、さらには砂礫により、ダムそのものも機能不全に陥っている> 6月24日、中国・四川省で大規模な山崩れが発生した。中国メディアによれば、住宅62戸が土砂に埋まり、120人以上が生き埋めになったという。山崩れの現場は、四川大地震と同じ場所であり、ここ数日、大雨が降りつづいて地盤が緩んでいたことが原因だとされる。だが原因はそれほど単純なものではないだろう。 2008年5月に発生した四川大地震はマグニチュード7.9を記録し、甚大な被害をもたらした。震源地近くでは地表に7メートルの段差が現れ、破壊力は阪神・淡路大震災の約30倍であった。 専門家は、四川盆地の北西の端にかかる約300キロにわたる龍門山断層帯の一部がずれたために起きたと分析し、これによって地質変動が起こり、龍門山

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  • 日銀の原田泰審議委員はヒトラーを賞賛してはいない。ロイターの記事は誤解を招く

    非常に驚く記事を読んだ。ニューズウィーク日版ウェブに6月28日に掲載された、ロイターの伊藤純夫(編集 田巻一彦)による"日銀の原田審議委員「ヒトラーが正しい財政・金融政策をして悲劇起きた」" と題された記事だ。 深刻な誤解を世界の読者に与えた この題名しか読まない人は、あたかも原田泰審議委員が、ヒトラーの政策を「正しい」ものとして肯定したかのような印象をうけとったのではないか。実際にこの記事へのコメントには、少数ながらそのような反応がある。さらに深刻なのはこの記事の海外版の見出しであり、Bank of Japan policymaker Yutaka Harada praises Hitler's economic policiesとある。つまり「原田泰日銀政策委員がヒトラーの経済政策を賞賛した」というものとして掲示されている。これは深刻な誤解を世界の読者に与えたであろう。 もし原田審議

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  • イーロン・マスク「火星移住は生きている間に可能だと知ってほしい」

    <昨年10月に火星移住計画の詳細を明らかにしたイーロン・マスクが、可能性を信じて欲しいと訴え> イーロン・マスクが建設を目指す火星都市構想について、自分たちの世代で移住が可能になることを信じてほしい、と力説した。 2002年に米民間宇宙企業スペースXを設立したマスクは、人類が火星に都市を建設する可能性を何年も訴えてきた。スペースXは現在、2024年までに火星に有人宇宙船を送る方針で、2030年前半の有人飛行を目指すNASA(米航空宇宙局)を大幅に上回る目標を掲げている。 マスクは米科学誌ニュー・スペースに掲載された論評で、火星都市の建設計画や、その後の宇宙探査をどう進めるかの概要を明かした。 「スペースXの火星都市建設を公にすることで、火星への移住)は遠くないと思ってもらいたい。生きている間に実現可能だと思ってほしい」とマスクは言う。「火星に行きたいと思いさえすれば、その方法はある」 火星

    イーロン・マスク「火星移住は生きている間に可能だと知ってほしい」
  • 英総選挙で大激震、保守党の過半数割れを招いたメイの誤算

    <ブレグジット交渉に向けて政権基盤の安定化を図るはずだったメイの思惑は完全に外れた。英与党・保守党の過半数割れで、今後ブレグジットの行方も影響される可能性が> イギリスのメイ首相が今年4月、2020年に予定されていた総選挙を前倒しで実施することを決めたのは、与党・保守党の支持基盤を強化し、より強いリーダーシップでブレグジット(EU離脱)に向けた交渉を進めたいという思惑があったから。 しかし8日の総選挙は、メイにとって完全にやぶ蛇の結果になってしまった。 保守党は議会下院650議席のうち、改選前の330から316前後へと大きく議席を減らし、下院の単独過半数を失うことが確実になった。総選挙の前倒しを決めたメイが責任を問われることは避けられない情勢だ。 【参考記事】「認知症税」導入で躓いた英首相メイ 支持率5ポイント差まで迫った労働党はハード・ブレグジットをい止められるか 英議会でどの党も単独

    英総選挙で大激震、保守党の過半数割れを招いたメイの誤算
  • 国交断絶、小国カタールがここまで目の敵にされる真の理由

    5月21日にサウジアラビアで開催されたアラブ・イスラム・アメリカ・サミット(右2人目から、サウジのサルマン国王、トランプ、アブダビのムハンマド皇太子、カタールのタミム首長) Jonathan Ernst- REUTERS2 <サウジアラビアなど6カ国が突然カタールとの国交断絶を発表。小さなカタールがここまで目の敵にされる背景にはテロ支援などの他に、父を退けて首長の座を奪ったり、女性が自由に運転できる文化など、湾岸諸国の体制を危うくしかねない要素があるからだ> 2017年のドーハは、1914年のサラエボのようになるのだろうか? セルビア人青年がオーストリア=ハンガリー帝国の皇位継承者を暗殺したサラエボ事件は、第一次大戦の引き金になった。今、万一衝突が起きるとすれば、サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)を中心とした中東諸国対イランという構図だ。アメリカは、戦争い止めるために一刻も早く

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  • 中東諸国のカタール断交のウラには何がある?

    <中東6カ国のカタール断交の背景として様々な要因が指摘されているが、イランやISISへの敵対姿勢をはっきり示さないカタールへの警戒感が強まった可能性も> サウジアラビア、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーンの4カ国(これにイエメンの暫定政権とモルディブを加えた計6カ国)は、協調する形で今週カタールとの国交断絶を発表しました。カタールと言えば、サウジ、UAE、バーレーンと共に「湾岸協力会議(GCC)」を形成しており、西側にはフレンドリーなことで一貫しています。スンニ派の首長国という政体も、サウジやUAE、バーレーンと一緒です。 このカタールの首長は19世紀以来、サーニー家の当主が務めてきており、1971年に英国から正式に独立して以降も同様です。ちなみに、現在の首長タミーム・ビン・ハマド・アール=サーニー(タミム首長という言われ方が一般的)は、37歳という若手リーダーです。 そのカ

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  • 北欧の廃墟でフィクションのポートレートを撮る意味

    <北欧の白夜の柔らかい光がつくり出す神秘的な世界。ノルウェーのブリット・マリー・バイが撮るのは、単に美しい光景ではない> 今回取り上げるのは、ノルウェーのオスロ在住の写真家、ブリット・マリー・バイ(39)。彼女の作品の舞台はスカンジナビアの美しい自然である。北欧特有の、いつまでも黄昏が続くかのような、あるいは実際に白夜で、どこまでも限りなく柔らかい光がつくり出す神秘的な世界だ。 そんな世界でバイが焦点を当てているのは、何十年も見捨てられ続け、朽ち果てたままになっている家やトレーラーハウスである。バイ自身、そうした廃墟を撮影することに中毒的にさえなっているという。 とはいえ、正直に言えば、彼女の作品にときどき魅力は感じても、どっぷりはまり込んでしまうほどではなかった。確かに北欧独特の柔らかい光に包まれた森、湖、山々は非常に魅力的だが、写真家が写真家であるための"写真を超える何か"を感じること

    北欧の廃墟でフィクションのポートレートを撮る意味
  • 共和党はなぜトランプを見限らないのか

    いつまでトランプに従うのか(左はマイク・ペンス副大統領、右はポール・ライアン下院議長) Jim Lo Scalzo-REUTERS <司法妨害の証拠は出そろった。この一週間でトランプが自ら開陳してくれた。それでも、議会多数派の共和党が動かない限り、弾劾手続きは始らない> ドナルド・トランプ米大統領について書くのは大変だ。毎日のように問題を起こすので、追いつかない。最近はとくに極端だ。 ワシントン・ポスト紙は5月15日夜、トランプがホワイトハウスでロシア外相とロシア大使に国家の最高機密を漏洩した、とスクープした。翌16日には、ロシアとの関係について嘘をついたとして就任後すぐに大統領補佐官(安全保障担当)を辞任したマイケル・フリンに関し、トランプがFBIに捜査中止を要請したことも明らかになった。「いい人間なんだ」と、トランプは言ったという。 【参考記事】トランプ、最高機密をロシア外相らに話して

    共和党はなぜトランプを見限らないのか
  • ロシア疑惑のFBI捜査、コミー長官が解任前に予算追加を要請

    5月10日、コミー米連邦捜査局長官(写真)がトランプ大統領から解任される以前に、ロシアの米大統領選関与疑惑を巡る捜査の拡大を要請していたことが、議会関係者の話から分かった。2016年4月撮影(2017年 ロイター/Carlos Barria) コミー米連邦捜査局(FBI)長官がトランプ大統領から解任される以前に、ロシアの米大統領選関与疑惑を巡る捜査の拡大を要請していたことが、議会関係者の話から分かった。 コミー氏は数日前、ロシア関連の捜査で一段の資金提供を司法省に要請したと議員に伝えていたという。上院の情報委員会がFBIに対し、ロシア疑惑の捜査を急ぐよう求めたことを受けて、コミー氏は司法省への要請を明らかにしたもようだ。 上院司法委員会のメンバーで、民主党の有力議員ダイアン・ファインスタイン氏は、記者団に対し、コミー氏が捜査に関して一段の資源を求めていたと理解していると語った。3月15日に

    ロシア疑惑のFBI捜査、コミー長官が解任前に予算追加を要請
  • トランプのロシア疑惑隠し?FBI長官の解任で揺らぐ捜査の独立

    ロシア捜査が原因? トランプにFBIの長官を突如解任されたコミー Kevin Lamarque-REUTERS <トランプが突然、FBIのコミー長官を解任し、ワシントンに衝撃が走った。コミーは、昨年の大統領選に対するロシアの関与とトランプ陣営の関係についての捜査を指揮していたからだ。FBIの独立が危うくなりかねず、ウォーターゲート事件当時のニクソンによる「虐殺」にもなぞらえられている> ドナルド・トランプ大統領は5月9日、ジェームズ・コミーFBI長官を解任した。FBIは現在、2016年の大統領選挙を有利に運ぶべく、トランプと彼の側近たちがロシアの工作員と共謀したという疑惑をめぐって大規模な捜査を行っている。 「FBIは我が国で最も尊重されている機関のひとつだ。今日という日は、法執行機関の輝かしい業績の新たな始まりを告げる一日になるだろう」とトランプは声明で述べた。 同声明でトランプは、今回

    トランプのロシア疑惑隠し?FBI長官の解任で揺らぐ捜査の独立
  • FBIコミー長官解任劇の奇々怪々

    トランプ政権が突如コミー長官を解任したその裏には、「ロシア疑惑」に関して切羽詰まった事情があるとしか考えられない> 米東部時間の9日夕刻、FBI(米連邦捜査局)のジェームズ・コミー長官が、トランプ大統領によって突如解任されたというニュースが駆け巡ると、ケーブルテレビ各局は一斉に速報体制に切り替わりました。 ロスサンゼルスに出張中だったコミー長官は、テレビで自身が解任されたニュースを見て最初は冗談だと思ったそうですが、やがて解任通知が部に届いていたことを知らされると、急遽専用機でワシントンDCに戻りました。 その際に専用機に乗り込むコミー、そして誘導路を移動して滑走路から離陸する専用機の映像をCNNなどはずっとライブで追っており、まるで90年代の「白いブロンコで逃走するO・J・シンプソンを追っかけた映像」の再現のようでした。そのくらい話題性のある「事件」だということです。 メディア、特に

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