現在、東京の渋谷や豊洲、横浜などでは大規模な都市開発が進み、日々、街が大きく変化している。一方、その裏では、携帯電話が問題なく使えるように、通信会社によるさまざまな電波対策が行われていることはあまり知られていないだろう。今回は横浜みなとみらい(正式名称/横浜みなとみらい21)の再開発地域で行われた電波対策を紹介しよう。 約30年で劇的に変わった横浜みなとみらい ランドマークタワーや横浜赤レンガ倉庫などで知られる横浜みなとみらいは、横浜駅東口地区や中央地区、新港地区を合わせて186ヘクタール(東京ドームの約40倍)からなるエリアである。実は、その多くはみなとみらいの事業が着工した1983年以降に埋め立てられた土地で、それ以前は造船所や国鉄の貨物支線などがあった。