長野県白馬村にある白馬八方尾根スキー場は外国人にも人気が高いスノーリゾートである。村の中心地には有名アウトドアブランドのショップがたち並び、おしゃれなカフェやバーなども点在する。 だが何より人気なのは、その良質なパウダースノーだ。圧雪されていない急な斜面では、新雪のなか、豪快な雪煙を上げながら、爽快な滑りを楽しむことができる。 そうした環境が評価され、2018年以降、白馬村はスキーとスノーボードの世界大会「Freeride World Tour」(以下、FWT)のアジア唯一の開催地となっている。大会名は「FWT Hakuba Japan 2020」。 「FWT」は、ゲレンデ外の自然のままの地形を、スキーやスノボで自由に滑走して技を競い合う「フリースタイル」の世界最高峰の大会である。 KDDIは、この白馬での大会を通信の面からサポートした。会場は、ゲレンデから外れた携帯電話の通じにくい斜面だ