ある化粧品メーカーからの相談 これはAI開発を事業にする当社が、とある化粧品用の容器メーカーのIT担当者から受けた相談だ。 「当社ではリキッド化粧品用の容器を製造しており、国内でも屈指の品質の高さが自慢です。容器の製造工場では品質管理を徹底していますが、どうしても容器に小さなキズが入るといったことが起きてしまい、こうした不良品が10,000個に1個の割合で発生しています。不良品の発見のための検品作業は欠かせませんが、少ない発生率にも関わらず、わざわざ作業員を配置することがロスになっていると感じています。最近良く見かける不良品発見AIで、検品作業を自動化できないでしょうか。」 新型コロナウイルス感染拡大による投資の冷え込みの影響が少なからずありながらも、こうしたビジネス現場からのAI導入の相談は依然として多い。短期的な見通しが暗い中でも、先を見据えてAIという新テクノロジーの導入に賭けてみよ
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