【ロサンゼルス17日宮城武文】17日付の米紙ロサンゼルス・タイムズの報道によると、ガソリン価格の高騰で通勤距離が長い郊外の住宅価格が軒並み急落している。 地域番号(ジップコード)別の平均住宅価格のデータを提供しているデータクイック・インフォメーション・システムによると、住宅ローン破綻や抵当物件の急増など全体的な景気後退で住宅価格は続落傾向にあリ、5月時点での南カリフォルニアの平均住宅価格は昨年の50万ドルから37万ドルに下落。しかし、仕事が集中するロサンゼルス郡から遠く離れているビクタービレ市では43%の下落、パームデール市では42%、ランカスター市では38%の下落と際立っている。ロサンゼルス郡と接しているサンバーナディノ郡は31%の下落。ちなみにロサンゼルス郡の平均価格は23%。 ガソリン価格が安い頃は、人々は職場から多少遠くても郊外の大き目の住宅を購入するケースが多かったが、ガソリン価