結論から書いてしまえば、世の中の大半の人は年に5冊も本を読んでない。 それは「活字でつづられた物語を読んでない」という意味もあるが、本当に「評論・エッセイ含めても5冊読まない人」も少なくはない。さすがにマンガを含めば5冊読んでない人はいないだろうし、最近は本を読まない人でもネットや新聞でニュースはちゃんと見てる。 だから「若者の活字離れ」を指摘する際に「だから新聞を読もう」と言ったら「ステマ乙」と言うだろう! だけど、「少し古めの小説を読んで想像力を養え」「同じライトノベルでも文章力に優れた人のものを!」というなら僕は大いに賛同する。 「量が」「質が」という話ではない。根本的に色んな物を見回そうとしたり、細部を読み込もうとしたり、結論が似ている話でも過程を大事に読んだり…本を読む習慣によって養われるものは「イメージするという習慣」であり、「一人で空想や表現や読書を楽しむ集中力」であったり、