世界最大の慈善基金団体、ビル & メリンダ・ゲイツ財団は、2000 年より教育分野に多額の資金援助を行ってきたが、成果が出なかったことを認め、今後の援助のあり方を方向修正するとのこと (The Wall Street Journal の記事、本家 /. 記事より) 。 2000 年以降、財団は 50 億ドルを教育奨学金として融資し、2004 年には学生数の少ない学校を奨励して、1 億ドルを投じてサンディエゴ、デンバー、ニューヨークなどの都市に 20 余りの小規模な高校を創設すると発表した。だが結果は期待を下回り、大学に進学する確率は 10 % 程度しか上がらず衝撃的な影響を及ぼすまでに至らなかった。この結果を受け、ゲイツ氏は行政が教育に支出する経費は年間で 6 千億ドルであるのに対し、慈善団体が教育に出資している額は 100 億ドルにも満たないとし、慈善団体に期待しすぎてはならないと論じて