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ブックマーク / tihara.hatenadiary.org (6)

  • モンテカルロどうぶつしょうぎの試み。 - IHARA Note

    日の日記は、専門外のコンピュータ将棋・コンピュータ囲碁の話である。先日コンピュータ将棋のデモンストレーションを見て、やっぱりモンテカルロ法を将棋にも応用したいなと思った。ただし、将棋の場合は細長い読みをしなければならないためモンテカルロ法が適用しづらいらしい。でもなんとかして将棋に適したモンテカルロ法を作りたいと思ったので作ってみた。細長く読めるモンテカルロ法が目指すところである。 いきなり9×9の将棋で実験をする自信がなかったので、まずは3×4の「どうぶつしょうぎ」で実験をすることにした。どうぶつしょうぎの利点はルールに反則がないので実装が簡単であることと、それなりに奥が深いことと、将棋と同じく細長い読みが要求されることである。どうぶつしょうぎはLPSAのオンラインショップから買うことができるが、私は駒込のサロンに直接赴いて買いに行った。1200円である。なお、ルールも含めて商品の

    モンテカルロどうぶつしょうぎの試み。 - IHARA Note
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    TOKOROTEN 2009/06/18
  • モンテカルロどうぶつしょうぎの試み2。 - IHARA Note

    前回に引き続き、モンテカルロ将棋の話である。最近巷ではどうぶつしょうぎが話題になっており、その検索語でここに来る人もいるかもしれないので先に断っておくが、日の日記はどうぶつしょうぎをコンピュータで解析し尽くそうという話ではない。コンピュータ囲碁で使われているモンテカルロ法という手法をコンピュータ将棋にも使ってみたいと考え、その第一歩としてミニチュア将棋の一種であるどうぶつしょうぎを使っているにすぎない。以下に書く手法よりも、古くから将棋(やチェスなどのボードゲーム)で使われているmin-max法の方がずっと強くて動作も速い。日の日記は実験的なことをしてみたというエントリだと思ってほしい。どうぶつしょうぎのルールはここに明示されている。それから私はコンピュータ将棋は専門外であり、あくまで音声工学が専門である。なお、従来から将棋でのモンテカルロ法の試みもなされており、実戦投入されている。

    モンテカルロどうぶつしょうぎの試み2。 - IHARA Note
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    TOKOROTEN 2009/06/18
  • 「世界最先端研究支援強化プログラム(仮称)」について思うこと。 - IHARA Note

    2700億円を30の団体に配って技術の革新を起こそうという政府の計画がある。目的の部分は悪いことではない。政府の考えた事例を見ると、どうやら虚学ではなく実学に偏っているようではあるが、それを非難するつもりもない。問題は、2700億円で技術革新が起きるかどうかである。 私の第一観は「金で革新は起きない」というものである。技術の研究者が金で買えないものが少なくとも二つあるからである。 一つは「時間」である。技術の研究者はほとんどの場合、雑務に追われている。私の直接の指導教員の教授は二人いるが(助教などをあわせると四人)、例外なく事務仕事に追われていた。政府が想定している研究費に関する資料の作成のほかにも、学内での委員会や学外での学会のとりまとめなどがあったようである。国立の研究所のことは知らないが、似たようなものだろう。これらの事務仕事を金で減らすことはできない。つまり、時間は買えない。でも、

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    TOKOROTEN 2009/06/18
  • 人はなぜ矢倉を組むことができるのだろう。 - IHARA Note

    将来的にはコンピュータ将棋の大会に出たいなと思いつつ、いまひとつのものしか出来ていないのでまだ出ない(まだおそろしく弱い)。ところで、日の日記のタイトルは、今考えていることである。 今は序盤の定跡に従って駒組みをさせるプログラムが中心だが、定跡を計算器に教えなくても駒組みは進むのか。こういうことは誰しも一度は考えることだと思う。ずっと考え続けている人もいるだろうと思う。私も考える。まず、「駒組み」という言葉が曖昧なので、「美濃囲い」と置き換えよう。そして、パラメータとして、「玉の絶対位置」「玉と銀と金の相対位置」を憶えることができるようにしよう。 美濃囲いなので、玉は2八が最強であると手でインプットする。そして、銀が玉の左にいると強く、金が銀の斜め後ろにいると強いと、手でインプットする。 ここで、初期配置から、9手先を読む。相手に4手奪われるので、自分の駒は5回動かすことになる。5手先に

    人はなぜ矢倉を組むことができるのだろう。 - IHARA Note
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    TOKOROTEN 2008/04/16
  • なぜなら科学だから。 - IHARA Note

    先日見た「爆笑問題のニッポンの教養」の感想を書く。2008年3月25日のこの特番の中で、太田は「金星は(金星という星は)生きているかもしれない」という発言をした。もちろん、太田もこれが常識的ではないことくらい分かっている。もしもそういう発言をしたとして、科学者はどう受け止めることになるのかということを聞くための発言である。 この発言に対する京都大学の先生方の反応はとりあえず置いておこう。数年前の私がこの発言を聞いたら、「証拠を見せろ」と言ったことと思う。「その発言は科学的ではない」という趣旨のことを長々と語ったかもしれない。今の私は、この発言を聞くと悩む。科学的な考え方ではないことは確かだが、科学的でない発言は切って捨てるべきなのか、と悩む。 科学というのは、それまでの体系の再構成だと思っている。それまでの理論のどうにも収まりが悪く見える部分を分解して合成し直すのが、いわゆる学術的な研究作

    なぜなら科学だから。 - IHARA Note
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    TOKOROTEN 2008/04/02
  • ストップ・ザ・ナンバーズ・ゲーム。 - IHARA Note

    こういった話題は必要以上に人を惹きつけてしまうので、書くのは躊躇われるのだけれども、やはり書く。http://home.att.ne.jp/sigma/satoh/diary.htmlの2007年11月18日の記事で知ったのだが、"stop the numbers game"というコラムがとあるジャーナルに載っている。3ページの記事なのですぐに読めるが、自宅からアクセスしてみたらパスワードを要求されてしまった(記事の取得は大学でおこなった。大学はパスワードなしで見られるように契約しているのだろう)。 誰でもアクセスできる範囲で引用すると、内容は以下のとおりである。 Counting papers slows the rate of scientific progress. http://portal.acm.org/citation.cfm?id=1297797.1297815&coll=

    ストップ・ザ・ナンバーズ・ゲーム。 - IHARA Note
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    TOKOROTEN 2008/02/06
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