景気対策のための施策として3月に可決された「第二次補正予算」に組み込まれた「定額給付金」。その成立に至るまでには実にさまざまな意見があり、世論調査でも「7割が反対」というような報道がなされていたが、実際に交付が始まった今、一般消費者はこの給付金についてどのように感じており、どのような用途で使用するのかをリサーチした。 まず、給付金を1人分として使うか、家族全員で合算して使うかは、およそ半々に分かれた。1人分、あるいは家族の合算分を合計した消費可能な定額給付金の額は、平均で38,261円。家族合算分の平均でも59,753円で、大型家電などの耐久消費財を購入するにはちょっと足りない額だ。給付金の使用用途としては、「商品や外食などへの消費」が51.8%と半数以上を占め、「貯金」は1割程度に収まったことから、それなりの消費拡大には効果がある様子だが、そもそもの支給額がさほど大きくないこともあって、