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ネットワークとITproに関するTacoSのブックマーク (14)

  • 「IPv6とDNS」にまつわる二つのナゾ

    最近、特集執筆のためIPv6の取材をする機会があった。IPv6のことはご存じの方も多いと思うが、いまのIPネットワークで使用されるIPv4の後継にあたるプロトコルである。2011年3月ころとみられるIPv4アドレスの枯渇(関連記事)や、4月以降にNTT東西のNGN上でIPv6インターネット接続サービスが始まる(関連記事)ことをきっかけに普及が進むとみられている。 機器/ソフトベンダーやサービス事業者にIPv6関連の取材をしていると、たびたび「ナゾ」が出てくる。ここでは最近記者が遭遇した「IPv6DNSを使う」ときの二つのナゾを紹介したい。 DNSの役割はIPv4でもIPv6でも同じだ。ホスト名からIPアドレスを調べる正引きも、IPアドレスからホスト名を調べる逆引きも利用できる。ところがIPv6では、IPv4のようにはいかないのだ。 ナゾその1:DNS問い合わせのうち、なぜIPv6アドレス

    「IPv6とDNS」にまつわる二つのナゾ
  • 下り1Gビット/秒を目指すLTEの「その次」とは

    NTTドコモが2010年内にも「LTE(Long Term Evolution)」規格の通信サービス「Xi」をスタートする。屋外で下り最大37.5Mビット/秒、一部屋内では75Mビット/秒という高速さが話題になり、ITproでも特集記事「5つのポイントで知るLTEの実像」などで、LTEの特徴を様々な側面から紹介している。ここでは、ITproの特集であまり触れられていない、LTEの後継規格について紹介したい。 国内ではLTEのサービスが立ち上がり始めた時期だが、標準化の世界ではさらにその先の規格が固まりつつある。LTEの“その次”は「LTE-Advanced」と呼ばれ、基的な仕様は国際的な標準化団体3GPP(3rd Generation Partnership Project)で「Release 10」以降として規格化が進められている(ちなみにLTEの初期仕様は「Release 8」という

    下り1Gビット/秒を目指すLTEの「その次」とは
  • DNSの歴史(第3回「DNSに必要な条件」)

    吉川 洋太郎 ラック コンピュータセキュリティ研究所 「HOSTS.TXTの破綻」を教訓に,ARPAnetは,「新たな名前解決の方法」として以下の条件を満たすシステムを開発しようとしました。それが現在のDomain Name System (DNS) です。 (1)分散管理できること 「HOSTS.TXT」の二の舞を演じないためには,不可欠の条件でした。HOSTS.TXTのように,1カ所に管理を集中すると,そのホストは過負荷状態になってしまい,いとも簡単にダウンしてしまうことは実証済みでした。 (2)階層的にホスト名(名前空間)を管理できること 現在のドメイン名などを見ると「.」で区切られて,階層化されていることが分かります。階層的な名前空間を使用することにより,ホスト名が重複するのを避けようとしたのです。これも,HOSTS.TXTの失敗に学んだ条件です。階層化という発想自体は,UNIXの

    DNSの歴史(第3回「DNSに必要な条件」)
  • DNSの歴史(第2回「HOSTSファイルからDNSへ」)

    吉川 洋太郎 ラック コンピュータセキュリティ研究所 当初,「HOSTS.TXT」ファイルで名前解決を図っていたARPAnetですが,ホスト数の増大により,様々な問題が発生しました。そのため,ARPAnetは危機に陥りました。ネットワークが正常に機能しなくなりつつあったのです。 具体的には,次のような問題が発生しました。 (1)SRI-NIC *1 の負担増大 ARPAnet上に存在する,すべてのホスト情報を記載したHOSTS.TXTファイルの容量は,大変大きくなっていました。1ホストにつき1行増えるので,ファイルは何万行にもなりました。また,当時は現在とは比較にならないほど,接続回線は細いものでした。複数のユーザーが大容量のファイルを転送しようとすると,回線はすぐに一杯になってしまいました。 そのため,管理の手間もさることながら,そのファイルを保存しておくためのサーバー・リソースや,その

    DNSの歴史(第2回「HOSTSファイルからDNSへ」)
  • DNSの歴史(第1回 「HOSTSファイルの崩壊」)

    吉川 洋太郎 ラック コンピュータセキュリティ研究所 インターネットやイントラネットといった,TCP/IPネットワークの利用には不可欠なDNSDomain Name System:ドメイン・ネーム・システム)。ホスト名を問い合わせると,そのホストIPアドレスを返してくれます(これを「名前解決」といいます)。また,その逆も可能です。 そのため,数字の羅列であるIPアドレス(例えば,“211.2.246.25”)を覚えていなくても,意味がある文字列で構成されるホスト名(例えば,“itpro.nikkeibp.co.jp”)を覚えていれば,そのホストへアクセスできます。 今や当たり前のように利用しているDNSですが,TCP/IPネットワークが構築されたときから,存在するわけではありません。DNSが現在のように利用可能になるまでには,紆余曲折(うよきょくせつ)がありました。このコラムでは,5回

    DNSの歴史(第1回 「HOSTSファイルの崩壊」)
  • NTT東日本のフレッツ 光ネクスト障害、原因はDNSサーバーの操作ミス

    NTT東日は2010年10月19日、10月7日に生じたフレッツ 光ネクスト回線からインターネットに接続できない障害が発生した件について、その原因と再発防止策の最終報を公表した。 今回起こった障害は、フレッツ 光ネクストユーザーの一部にインターネットに接続できない事象が起こったというもの(関連記事)。原因は、フレッツ 光ネクスト用の中継網「NGN」内部に設置しているDNSサーバーの一部に障害が発生したためとしている。つまり障害の内容は、正確には「インターネットに接続しているときに接続先サーバーの名前解決ができなかった」ということになる。例えばメールソフトなどに送受信用のサーバーを直接IPアドレスで指定していた場合は、障害発生中でもインターネット経由でメールの送受信はできたという。ただし、Webページへのアクセスなど、一般に接続先サーバー名を指定して使うアプリケーションは、利用できない状態に

    NTT東日本のフレッツ 光ネクスト障害、原因はDNSサーバーの操作ミス
  • nbtstat(2)――見えないサーバーに接続できる

    “見えない”サーバーに接続する -Rオプションにはちょっとした裏ワザがある。マイネットワーク上で“見えない”サーバーに接続できるようにするというものだ。 通常,ルーターの先にあるサーバーはマイネットワークには表示されない。というのも,Windowsパソコンがマスター・ブラウザに自分のコンピュータ名を登録するとき,ブロードキャストを使ってマスター・ブラウザを探し出す。ブロードキャスト・パケットはルーターを越えられないので,ルーターの先にあるサーバーの情報はブラウズ・リストに登録されない。リストにない以上,マイネットワークでは“見えない”というわけだ。 それでは-Rオプションを使ったテクニックを紹介しよう。実は「nbtstat -R」と実行すると,キャッシュをクリアすると同時に,lmhosts(エルエムホスツ)というファイルを読み込んでいる。lmhostsファイルとは,コンピュータ名とIPアド

    nbtstat(2)――見えないサーバーに接続できる
  • arp(2)――キャッシュ関連の問題解決にも

    キャッシュの内容を強制的に削除 arpコマンドを使うと、ARPキャッシュの内容をいつでも強制的に削除することができる。このときは「-d」オプションを組み合わせて以下のように打ち込む。 C:\>arp -d 実行して正常終了すれば成功だ。ここで確認のためにarp -aコマンドを実行してARPキャッシュを表示させてみると、デフォルトゲートウエイを除くすべてのエントリーが削除されていることがわかる(図3)。なお図3のように単にarp -dコマンドを実行するとすべてのエントリーが削除されるが、-dに続いてIPアドレスを指定すると、そのIPアドレスのエントリーのみを削除する。

    arp(2)――キャッシュ関連の問題解決にも
  • ipconfig(1)――ネットワークの設定を確認する

    今回取り上げるipconfig(アイピーコンフィグ)コマンドは、自分のパソコンのネットワーク設定を確認したり再設定したりするときに使うコマンドである。「ネットワークに突然接続できなくなった」などのトラブルに見舞われたとき、その原因を探す第一歩が自分のパソコンの設定を確認すること。ipconfigコマンドを使うと、現在のネットワーク設定をパソコンの画面に表示してくれる。 また、自分のパソコンがDHCPサーバーから自動的にIPアドレスを割り振られる設定になっている場合、どのDHCPサーバーからIPアドレスを取得しているかをipconfigコマンドを使って調べることができる。来のものとは違うDHCPサーバーから設定情報をもらっていたとしたら、正しく再設定することも可能だ。 このようにipconfigコマンドを使うことで、基的なネットワーク設定をひと目で確認でき、初歩的な設定ミスなどは自分でチ

    ipconfig(1)――ネットワークの設定を確認する
  • ネットワークでファイルを共有する

    Windowsネットワークのファイル共有機能は、ネットワーク上で手軽にファイルを共有することを可能にした。WindowsとLANの普及で、ネットワークを介したファイルの読み書きや作成、削除といった操作が、ローカルのディスクと同じ感覚で実行できるのが当たり前となっている。 ファイル共有プロトコルがバージョンアップ ユーザーとして使っているだけでは、Windowsネットワークのファイル共有機能は、特に変わっていないように見えるかもしれない。だが、実はOSのバージョンが上がるたびに、ネットワーク機能やセキュリティ機能、通信プロトコルに少しずつ変更が加えられている。こうした影響で、ファイル共有のしくみも徐々に複雑になってきた。 Windows 7の一つ前のバージョンであるVistaで、ファイル共有に関する大きな変更が加えられた。従来から利用されてきたファイル共有プロトコル「SMB」が1.0から2.

    ネットワークでファイルを共有する
  • 「名前解決」のしくみを分析する

    今回はWindowsネットワークで使われる「名前解決」について取り上げよう。名前解決は、前回の記事で紹介した「ブラウジング」、次回の記事で取り上げる「ファイル共有」と並んで、Windowsネットワークを構成する三大機能の一つである。 コンピュータ名とIPアドレスを結びつける Windowsネットワークでは、ブラウジングで画面に一覧表示したコンピュータのアイコンの中から自分の使いたいものをクリックすれば、そのコンピュータに簡単にアクセスできる。このときに、そのGUI画面の背後では、もちろん相手のコンピュータとの間でネットワークを使った通信を実行している。 現在のWindowsネットワークは、下位のプロトコルとしてTCP/IPを使って通信する。このため、実際に通信するときには、通信相手のIPアドレスが必要となる。ところが、ブラウジングの画面で表示しているものはコンピュータ名(NetBIOS名)

    「名前解決」のしくみを分析する
  • Windows 7ネットワーク事始め

    Windowsネットワークは、その使いやすさが最大の特徴である。ネットワークにつないで、メニューやアイコンを順にたどっていけば、ネットワーク上のファイルやプリンタを簡単に利用できる。自分のパソコンのファイルやフォルダを、他のユーザーに公開することも簡単だ。 従来環境との互換性を確保しながら通信する このWindowsネットワークの使いやすさは、最新OSのWindows 7を含めて、どのWindowsを使っていても変わらない。これらのWindows 7と、その前のWindows Vista、さらにはWindows XPなどのパソコンを同じネットワーク上に混在させても、そうしたOSの違いを意識せずに同じように利用できる。たとえば、それまではWindows XPしか使っていなかったようなネットワークに、Windows 7を参加させてもほかのパソコンからは今までのXPパソコンと同じように見える(図

    Windows 7ネットワーク事始め
  • Windowsネットワークへ参加する

    Windows 7パソコンをネットワークに接続してしばらくすると,同じワークグループに所属するほかのWindowsパソコンの「ワークグループのコンピュータを表示する」に,そのWindows 7のコンピュータ名が現れるようになる。これまでも見慣れた光景だが,Windows 7やVistaでもXPと同じ手順で参加しているのだろうか。Windows 7パソコンをネットワークに接続し,Windowsネットワーク(ワークグループ)に参加する際のやりとりから確認していこう。 ワークグループへの参加手順は基的に変わらない ワークグループへの参加には,大きく分けて二つのステップを踏む(図1)。まず,システム起動時に,ネットワーク内で「名前登録」を実行する。それから,コンピュータ一覧情報を保持しているコンピュータ(マスター・ブラウザ)に自分のコンピュータ名を「通知」する。 この流れはWindows 7やV

    Windowsネットワークへ参加する
  • ブラウジングとネットワーク探索とは?

    Windowsパソコンで、スタート・メニューからマイネットワークやネットワークを開いていくと、ネットワーク上に存在するパソコンが一覧表示される。これが、Windowsネットワークで特徴的な“ブラウジング”である。このブラウジングがWindows 7でも動くしくみを調べてみよう。 最初に結論を言うと、Windows 7はブラウジングに関しても、Windows XPまでと同じしくみをそのまま利用している(図1)。それに加えて、Windows 7/Vistaパソコンやネットワーク機器に関しては新しい情報も取得・表示するためのネットワーク探索方式を新たに採用している。従来と同じブラウジングで取得した情報と、新しい「ネットワーク探索」方式で取得した情報の両方を、画面上で合わせて表示するようになっているのだ。 図1●Windows 7の「ネットワーク」ウインドウでは、(1)XPまでと同じ従来方式と(2

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