タグ

ブックマーク / econ101.jp (5)

  • ノア・スミス「移民流入の害は,いっこうに実証に現れない」(2024年5月10日)

    移民受け入れを支持する人間として,ぼくは懐疑的な人や批判的な人に耳を貸すようにつとめてる.どんな国にも,自らがのぞむならどんな人間でも招き入れる権利がある――あるいは,入国を拒否する権利がある.移民の流入で自分たちの文化が変わってしまうのを人々が心配しているなら,それは完璧に許容されるべき態度だ. ただ,それと同時に,移民流入制限派の人たちは移民受け入れにともなう経済的な害悪をあれこれとたくさん主張している――賃金低下,政府財政への負担,などなど.それでいて,そういう主張はずっと証拠と矛盾しつづけている. たとえば,多くの証拠から,移民流入は――低技能移民の流入ですら――現地生まれの人たちの賃金や雇用の見通しに悪影響を及ぼしていないことが明らかになっている〔日語版記事〕.最近出た Michael Clemens & Ethan Lewis の論文を見てみると,この研究はとても「きれい」な

    ノア・スミス「移民流入の害は,いっこうに実証に現れない」(2024年5月10日)
    TakamoriTarou
    TakamoriTarou 2024/05/13
    アメリカが今も昔も奴隷がいないと経済成長を維持できないという話の以上でも以下でもない。他の国にまで一般化できない。因果と結果が逆で、薬物中毒の解脱症状を病気だと称し、覚醒剤の普及を謀るようなもの
  • ノア・スミス「実は日本は様変わりしてるよ」(2023年1月23日)

    By 稲ノ歯鯨 – Own work, CC BY-SA 4.0 2020年代は1990年代とはちがう BBC の東京特派員ルーパート・ウィングフィールド=ヘイズが書いた,日についてのエッセイが広く話題になってる〔日語版〕.ぼくも読んでみたけれど,ひどくいらいらしてしまった.このベテランジャーナリストは――2012年から日に暮らして働いたすえに――日の印象をまとめている.彼によれば,日は停滞して硬直した国で,「ここに来て10年経って,日のありようにもなじみ,次の点を受け入れるにいたった.日は,変化しそうにない.」 でも,日に暮らしたことがあって,2011年以降も年に1ヶ月間ほどここに来て過ごすのを繰り返してる人物として,そして,日経済についてかなりの分量を書いてきた人物として言わせてもらえば,日はまちがいなく様変わりしてる.すごく目につきやすくて重要なところがあれこれ

    ノア・スミス「実は日本は様変わりしてるよ」(2023年1月23日)
    TakamoriTarou
    TakamoriTarou 2023/02/02
    式年遷宮の文化は正しいってことが言いたいのかしら。大きな問題には同意同感としているところで、しかしそれでも改善しているというお話だから、まぁアレ。
  • Aghion et al. 「経済成長を確実にするべくゼロCovid-19を目指す」(2021年3月31日)

    Aghion et al. 「経済成長を確実にするべくゼロCovid-19を目指す」(2021年3月31日) [Philippe Aghion, Patrick Artus, Miquel Oliu-Barton, Bary Pradelski, “Aiming for zero Covid-19 to ensure economic growth,” VoxEU, March 31, 2021] 【要旨】 パンデミックが1年以上も続くなかで,健康と経済のトレードオフはないことがはっきりしてきた.パンデミックの管理に成功をおさめるかどうかは,コロナウイルスのない安全地帯をめざしこれを守るかどうかに左右されてきた.コラムでは,迅速な駆逐戦略を選択することで世界の数カ国はウイルスを制御下においたことを論じる.そうした国々は,死者数と不確実性を最低限におさえることでこれに成功し,いまやすでに経

    Aghion et al. 「経済成長を確実にするべくゼロCovid-19を目指す」(2021年3月31日)
  • アレックス・タバロック「2021年のうちにとにかくアメリカは集団免疫を達成する」(2021年1月20日)

    [Alex Tabarrok, “We Will Get to Herd Immunity in 2021…One Way or Another,” Marginal Revolution, January 20, 2021] 7月には,ぜんぶ終わる.問題は,いまからそれまでにいったい何人が亡くなってしまうのか,ただそれだけだ. 抜群に正確な予測をしてきた人たちの一人に,Youyang Gu がいる.彼の予測によると,7月までにアメリカは集団免疫を達成しているはずだという.その半分はワクチン接種による免疫,もう半分は感染による免疫だ.だが,集団免疫を達成するずっと前から,感染者数と死者数は減少するだろう.Gu の予測では,3月までに感染者数は現時点の半分になり,5月までにいまの感染率の10分の1になる.感染増加の勢いと同じく,この減少ぶりにもみんなは驚くだろう.ぼくらは指数関数的な変化が得

    アレックス・タバロック「2021年のうちにとにかくアメリカは集団免疫を達成する」(2021年1月20日)
    TakamoriTarou
    TakamoriTarou 2021/01/23
    せやな。アメリカは1番の不確定要素だった大統領選挙終わったので、恐らく良くも悪くも数値シミュレーション通りに進む気がする。その想定ラインの最善ルートになるように努力する。ただ第2の不確定要素変異種が…
  • どうして政府が医療保険を提供するか « 経済学101

    アメリカで政府が医療保険を国民全員に提供するかで騒動になっているが、どうして政府が医療保険を提供するのか。たまたま、その不十分な解説が回ってきたので補足。 なぜ米国の医療保険はオワコンで、日の医療保険は絶賛されているのか、の解説。 – Togetter しかし保険加入者の数を増やしてしまえば(日だと全国民の127,450,460人)、理論値と現実の数がほとんどズレなく求める事が可能なわけです。さて仮に、民間企業がこの医療保険産業に入るのに規制がかからないとどうなるでしょう?言うまでもなくどんどん保険加入者の母数が割れて行きます 民間保険が成立しない理由を大数の法則で説明されているが、これは正しいとは言えない。確かに複数の主体(民間保険会社)が保険を提供すれば、一つ当たりの加入者は減るがそれはどんな保険にも当てはまる。生命保険は主に民間企業が提供しているが(少なくとも大数の法則に関して)

    TakamoriTarou
    TakamoriTarou 2011/11/18
    政府の存在自体が保険のようなもんだしなぁ。
  • 1