下の写真は、2008年6月4日、AIPACの年次政策集会で「私はイスラエルを守ります」と宣言し、AIPACの重役と肩を組むオバマ民主党大統領候補。 AIPACに気を使うのは大統領候補者だけではない。 もしある連邦議員が議会で、AIPACが推す法案に反対すると、AIPACは次の選挙で、その議員と同じ選挙区の対立候補者に豊富な資金を提供すると共に、その議員に関するスキャンダルを捏造し、執拗に攻撃する。 彼らの手法はヤクザそのもので、恫喝以外の何物でもない。 AIPACによって落選させられた議員の例としては、イスラエルへの軍事援助費の増額に反対したEarl Hilliard民主党下院議員、アラブ寄りの言動をしたCynthia McKinney民主党下院議員、アメリカとイスラエルの癒着関係を批判したPaul Findley共和党下院議員、サウジアラビアへのAWACS(早期警戒管制機)の売却を支
もしイランが反撃するとすれば、レバノンに拠点を置くヒズボラのロケット弾による反撃の可能性が高い。 現在ヒズボラは、以下の4種類のロケット弾を保有している。(数字は推定) ヒズボラのロケット弾は2006年のイスラエル・ヒズボラ紛争でも、イスラエル北部にある程度のダメージを与えたが、それ以来イスラエル最大の都市テルアビブを標的にする長射程のロケット弾(Zelzal-2)を増強してきたので、次回は相当のダメージを与えることが可能だろう。 注)軍事専門家の中には、 Zelzal-2 の射程距離を200〜400kmと主張する者もいるが(その場合イスラエル全土をカバーする)、少なく見積もっても100kmはあるので、テルアビブが射程圏内に入る。 しかし私はイランは反撃しないと見ている。 その理由を三つほど挙げると、 (1) NPT(Nuclear Non-Proliferation Treat
世間を騒がせているイランとイスラエルの睨み合いでは、「イランは本当に核兵器を製造するのか」「イラン経済は制裁に耐えられるのか」など、イラン側に焦点が当てられがちだが、今回はイスラエルの国内問題について書いてみる。 イスラエルの政治は歴史的に、政党の合併・吸収等で政党名こそ色々と変わってきたが、右と左が交代で政権を担当してきたと言っていいだろう。 右の代表的な政治家は Menachem Begin(メナヘム・ベギン)、Yitzhak Shamir(イツハク・シャミル)、Ariel Sharon(アリエル・シャロン)、Benjamin Netanyahu(ベンヤミン・ネタニヤフ)などで、左の勢力は David Ben-Gurion(ダヴィド・ベングリオン)、Golda Meir(ゴルダ・メイア)、Shimon Peres(シモン・ペレス)、Yitzhak Rabin(イツハク・ラビン)、T
2012年アメリカ大統領選挙は、11月の第1火曜日投票という規定により、11月6日火曜日に一般投票が行われる。 共和党の候補者はまだ決まっていないが、どうやらミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事が予備選で勝利しそうなので、オバマとロムニーの対決になりそうだ。 以下は最新世論調査の結果で、11の調査を平均すると、オバマ(47.5%)ロムニー(45.3%)で、現職のオバマ大統領が2.2ポイントリードしている。 2.2ポイントというと僅差のように感じるが、アメリカは左と右のバランスがよく取れている国で、地滑り勝利でも Popular Vote(直接票数)ではそれほどの差はつかない。 ただ大統領は Popular Vote ではなく、Electoral Vote により選出される。(もちろん有権者は大統領候補者に直接票を投じるのだが...) Electoral Vote とは、各州で
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