研究者らは、人工知能(AI)のアルゴリズムに存在するバイアスを見つけるための方法を、情報セキュリティの分野から学ぼうとしている。特に注目されているのは、ソフトウェアのコードをくまなく調べて潜在的なセキュリティの脆弱性を発見し、バグ報奨金を受け取ることを狙うハッカーたちだ。 アルゴリズムの問題やAIのアカウンタビリティーに取り組むMozilla FoundationのリサーチフェローDeborah Raji氏が行っている研究は、こうしたセキュリティ研究者の取り組みと、AIモデルに存在する潜在的な問題を見つける取り組みとの類似性に焦点を当てたものだ。 Raji氏は、2021年の「Mozilla Festival」で、AIの社会的影響などを研究し、啓蒙する非営利団体Algorithmic Justice League(AJL)と共同で進めている研究について発表した。Raji氏らは、バグ報奨金制度
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