蝦夷(えみし)という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。蝦夷という字は ”えみし” という読み方の他に、”えぞ” と呼ばれることもあります。 諸説ありますが、蝦夷(えぞ)は、平安時代中期頃より、主に北海道に住む人々のことを指すようになりました。近世では、アイヌの人々が暮らしていた北海道のことを蝦夷地(えぞち)とも言いますね。 ただ、今回紐解くのは蝦夷(えぞ)ではなくて、蝦夷(えみし)のお話です。同じ漢字なのでややこしいのですが、 蝦夷(えみし)とは、古代東北に住んでいた人々のことを指します。 彼らはどんな人々で、どのような暮らしをしており、そして最後はどのように迎えたのでしょうか。本記事でみていきましょう。 東北の蝦夷とは 蝦夷の歴史を辿ると、神話の時代に遡ります。奈良時代の書物『日本書紀』には、「愛瀰詩」という言葉が登場します。 研究者の間では、これが後に「蝦夷」と表記さ
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