www.nhk.or.jp 北九州の街はヤクザに蝕まれている。 歴史ある城を保ち、にぎやかな市場があり、近代は製鉄と航運で栄えたこの街。去年、よその県から引っ越してきて最初に驚いたことは、交番にも警察署にもおどろしく貼られた「暴力団排除」のポスターであった。我が北九州市の警察署には「第五代△△会壊滅」の垂れ幕が夏中はためている。とりわけ夏祭りが近づく6月から、テキ屋をはじめとしてヤクザの活動が活発化する。それと連動して、県を挙げてヤクザの浄化運動が起きるわけだ。街にも路上にも、田舎の農道にさえ、警察官があふれる。 県警のHPを見ると、通常の検挙情報に加えて「暴力団員検挙速報」の項目がある。「○○組系列の××会組員を道路交通法違反で検挙」と、一年を通して暴力団員の検挙情報が更新される。警察に捕まるのは何も三下ばかりでなく、結構な地位があるであろう幹部のことも多い。泣く子も黙るヤクザの幹部が、
山口組と神戸山口組という2つの組織に分裂し、昨年は恒例の「子どもたちへのハロウィンのお菓子配り」が中止となった山口組。ところが今年は、子どもたちとの約束通り、菓子配りが復活した。市民からは山口組を慕う声も今なお根強い神戸市。「ヤクザと共生する街」の現実を取材した。(フリージャーナリスト 秋山謙一郎) ● 「男の約束」を守った! 菓子配りに子どもは大喜び 「やっぱり“約束”をはたしてくれたんや! 」――。 今年10月31日夕方、文教地区にして閑静な住宅地として知られる神戸市灘区にある神社で、男たちが子どもたちに“菓子”を配っていた。兵庫県警関係者によると「山口組によるもの」という。 ここ数年来、指定暴力団・山口組総本部(神戸市灘区)では、毎年10月31日、ハロウィンの日に地元の子どもたちに菓子を配るのが恒例となっていた。 だが、昨年は配られることはなかった。去年、その山口組が貼り
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