素晴らしい仕事をした部下を褒めることは、どれだけ重要だろうか? 私が最近調査を実施したある企業では、上司が自分の成果を認めて褒めてくれると感じられるかどうかが、従業員が仕事に励む上での最大の動機となっていた。 端的に言えば、部下は自分が良い仕事をした時に上司が褒めてくれると感じられると、最大限の努力をするようになるということ。だが上司が自分の仕事ぶりを褒めてくれないと感じれば、部下は努力しなくなる。 これがこれほど重要な問題であるなら、きっとこの企業の管理職は全員が部下の仕事ぶりを認めて褒めることに注力しているに違いないと、皆さんは思うだろう。しかし悲しいかな、現実は違った。上司が「常に」または「頻繁に」自分の仕事の成果を認めてくれると回答した従業員はわずか38%だった。 これが主な原因となり、自分の仕事ぶりが期待値に達しているかどうかが「常に」分かると回答した従業員はたった29%、「全く