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ブックマーク / harmonica0308.hatenablog.com (2)

  • 【書評】『情報の哲学のために』 - 榎本の雑感

    L.フロリディのInformation: A Very Short Introductionがついに翻訳された。 邦題は『情報の哲学のために』である。 原書は2010年にOxfordのVery Short Introductionsシリーズから発売され、11年後の今になってようやく翻訳がなされたわけである。嬉しい。 フロリディの翻訳と言えば今年2月に何かが発売されたような気がしないでもないが、あれは錯覚である。 みんなして同じ悪い夢でも見ていたんだろう、きっと。 その錯覚のせいなのか「フロリディの翻訳」と聞くと若干身構えてしまうが、今回の翻訳はまともである。 翻訳を担当したのは図書館情報学や社会情報学などが専門の塩崎氏と河島氏だ。 情報の哲学が専門ではないものの、わりと近い分野からの翻訳ということで、幻となってしまった彼よりかはよっぽど専門家である。 そして、なんと言っても天下の勁草書房か

    【書評】『情報の哲学のために』 - 榎本の雑感
  • 『情報哲学大全』はある意味でおすすめだが結局おすすめできない話 - 榎本の雑感

    L. フロリディのThe Philosophy of Informationが日語訳され、『情報哲学大全』として2021年2月1日にサイゾーから発売されました。 www.amazon.co.jp www.amazon.co.jp フロリディは情報の哲学における重要人物で、特に意味論的情報(semantic information)の分野で多大な貢献を成しています。 フロリディの著作にはすでに日語訳されているものもありますが、基礎研究的なものに関しては翻訳がなされておらず、書の翻訳は「ついにきたか!!」と思わず声を上げてしまうほどのものだと思います。 また、この分野には日語による体系的な入門書がなく、その意味でも、書の翻訳は非常に意義のあるものだと思います。 こういった点では「おすすめ」なのですが、悲しいかな、日語版の書はおすすめできません。 そして、日語訳が書のようなもの

    『情報哲学大全』はある意味でおすすめだが結局おすすめできない話 - 榎本の雑感
    Tomosugi
    Tomosugi 2021/02/10
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