「極めて不愉快ですよね。なにか生命に関する侮辱を感じます」--。 穏やかですが、強い拒絶を示す言葉に会議室が一瞬にして凍り付きます。先日、NHKで放映されたドキュメンタリー「終わらない人 宮﨑駿」(NHKのWebページへのリンク)の1シーンです。 アニメーション監督の宮崎駿さんが、新たにフルCGの短編アニメーション制作に取り組む姿を追った内容でした。既に世界的に名を遂げた宮崎監督が、若いスタッフと一緒に、CGという新しい技術による表現を生み出そうとする。その執念に感動しながら見ていました。 AIを使って制作した人工生命の画像に激怒? 冒頭のシーンはドワンゴの川上量生会長が宮崎監督に最新の人工知能(AI)技術を使った「人工生命」のデモを紹介したときに起こりました。少なくとも番組内では、宮崎監督がこのデモに激怒したように構成されていました。 番組で紹介されていた人工生命は人のような形のちょっと
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