お酒の飲みすぎでもなく、肝炎ウィルスに感染しているわけでもないのに肝臓を傷め、長い年月をかけて肝硬変から肝癌に至るNASH(非アルコール性脂肪肝炎)という病気があり、成人の1%約150万人が罹患しているといわれ、ますます増加傾向にあります。 NASHに至るプロセスはまだはっきり判っていませんが、脂肪肝に加え肝臓に何らかのストレス、例えば活性酸素のよる酸化ストレス、インスリン抵抗性、サイトカインの放出などによって発生するのではないかと考えられています。しかし、ひとつだけはっきりしている事は、NASHは脂肪肝から発症するという事です。 脂肪肝は初期の段階では殆ど無症状で、甘い清涼飲料水の飲み過ぎや、食べ過ぎ、さらに運動不足により肝臓の細胞に中性脂肪が過剰に溜まった状態です。そして、この様な悪しき生活習慣を続けていると脂肪肝が進行し、やがて倦怠感などを自覚する様になります。 体がだるいから寝る。