京都大生態学研究センターの工藤洋教授らの研究グループは、植物が適切な時期に花を咲かせるために過去約6週間の気温を“記憶”していることを突き止めた。桜の開花の正確な予想や気温変化に強い農作物の開発につながることが期待され、近く米科学アカデミー紀要(電子版)に発表する。 植物が花を咲かせる時期を決める開花遺伝子は60以上見つかっているが、自然の中での具体的な働きはほとんど分かっていない。研究グループは植物が長期的な温度変化を感じ取り、最適なタイミングで花を咲かせていると想定。自生しているハクサンハタザオの葉を採取し、開花遺伝子情報の運び役であるリボ核酸の量を2年間にわたり1週間おきに測定した。 得られたデータと気温の変化を積分などを使った統計学的手法で解析。その結果、植物が過去約6週間の気温を参考にして開花時期を調節していることが分かったという。【広瀬登】
自分と同じ動きを他人がするのを見た時などに働く「ミラーニューロン」と呼ばれる脳の神経システムが、自閉症の人で正常に働いていることを確かめたと、米ニューヨーク大の研究チームが発表した。 ミラーニューロンは従来、他人の意図を理解する心の機能にかかわると考えられ、コミュニケーションが苦手な自閉症の人では、この働きに異常が起きているとの仮説が提唱されていた。 チームは脳画像装置を使って実験。正常な人との間でミラーニューロンの働きが変わらないことを確認した。自閉症の解明には、従来の仮説と異なるアプローチが必要とチームは指摘する。 47NEWS 参加社一覧 北海道新聞 | 室蘭民報 | 河北新報 | 東奥日報 | デーリー東北 | 秋田魁新報 | 山形新聞 | 岩手日報 | 福島民報 | 福島民友新聞 | 産業経済新聞 | 日本経済新聞 | ジャパンタイムズ | 下野新聞 | 茨城新聞 | 上
人間が持って生まれた本能をどう鍛えていくか−。脳科学ブームの中、脳神経外科の第一人者が提唱する「育脳メソッド」が注目されている。その前提にあるのは自発性を促す「良い習慣」を身に付けること。「人を好きになる」といった当たり前の習慣もその一つで、育脳の鍵はどんな家庭環境をつくるかにある。(日出間和貴) ◆第3の本能を鍛える 「学校の成績が良いことと頭の良いことはイコールではない。しかし、日本では記憶力偏重の考え方が今も根強い」。こう憂えるのは日大大学院の林成之教授だ。これまで脳の重症患者を「脳低温療法」という独自の治療法で再生。アテネ、北京五輪の金メダリスト、北島康介選手が影響を受けた「勝負脳」の提唱者としても知られる。 林教授によると、人間には食欲などの本能とは別に、「仲間でありたい」とする本能や、それを保つための「自己保存」の本能が存在する。しかし、両者にはギャップがあるため、「互いの違い
生物学的にみると女性より男性。特にカッコイイ男性は早死にという衝撃の事実があります。 男性が女性より長生きできない最大の原因は高いレベルにある男性ホルモンの雄たるテストステロンにあります。生物にとって種の保存の観点から一番大切なのはバクテリア、ウィルス、寄生虫など寄生者といわれるパラサイトに強い免疫力です。 ところがテストステロンには、その免疫力を抑制する作用があります。テストステロンのレベルは年齢とともに変化しますが男性には3回のピークがあります。 最初のピークは自分の体を男性化する頃の胎児の時、2回目のピークは生後まもなく、そして最後のピークは思春期(17才〜18才)でこの時期は人生で最もテストステロンのレベルが高い時期です。そして、それ以降はどんどん減少し50才代になると思春期の半分位に減少します。 高いテストステロンのレベルが短命の主要原因という事で、例えばネコのオスを生後6ヶ月位
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