しかしいざ自社でテレワークを実行するとなると、制度やモチベーション、労務管理などのオペレーション面に不安を感じる方も多いでしょう。今回、および次回は、日本マイクロソフトの「テレワークの日」を通じて得られた洞察を紹介します。 日本マイクロソフトは2012年3月19日を「テレワークの日」として、すべての拠点でオフィスを原則クローズしました。従業員に通常のオフィス以外の場所での勤務を要請したところ、オフィスに出社したのは全体の10%未満、70%以上の従業員が自宅で、10%強が客先などで業務を行いました。 1日の最後にはアンケート調査を行いました。次回以降の実施に向けたヒントの収集を重視してフリー回答欄の比重を高めた結果、回答者ほぼ全員が何らかのコメントが寄せられ、非常に有用なフィードバックを得られました。いくつかの代表的な意見をもとに、テレワークの有効性や問題点を考察します。 通勤時間を削減する