劇場作品である『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』は1988年に公開された。『機動戦士Ζガンダム』の放送開始が1985年なので、そのあいだは3年ほどしかない。言わば、数年後にはさらに続編が制作されてしまったわけだが、これまでのインタビューでもわかる通り、『ガンダム』の安易なシリーズ化に対して古谷徹は否定的だった。 古谷 『逆襲のシャア』は劇場版でも、リメイクとか総集編ではないオリジナルの新作ということで、これまでの『ガンダム』とは違うという認識はありました。ただ、最初にタイトルを聞いたときに「あれ、『逆襲のシャア』ってシャアが主人公になったの?」とは思いましたね。え、なんでアムロじゃないの?と(笑)。その後、設定やストーリーを聞いて、今回のアムロは29歳であるとか、軍人として部下もいる責任のある立場だと。さらに『機動戦士Ζガンダム』とは違ってシャアと戦うという。不甲斐なさを引きずっていたアム
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