2011年には、参議院など政府関連組織への標的型攻撃が話題となりました。2012年になっても2月に特許庁内の端末でトロイの木馬型ウイルスの感染が見つかるなど、今年も標的型攻撃が継続して行なわれることが予測されます。標的型攻撃では、通常のウイルスと比べ、アンチウイルスソフトでの検出が難しいため、ユーザー自身のリテラシの向上が重要になることをこの連載の第19回 でも紹介しました。 今回と次回、次々回の3回では、そこからさらに一歩踏み込んで、アンチウイルスソフトで検出できず、万が一自分のPCがウイルスに感染した場合に、「Windows Sysinternals」というソフトウェアを使ってウイルスやスパイウェアを見つける方法を紹介したいと思います。 Windows Sysinternalsとは? Windows Sysinternalsは、Windows上でプロセスの挙動やファイルアクセスの状況な