アップルは2018年に同社の世界中のビジネスを100%再生可能エネルギーでまかなうコミットメントを達成した。アメリカや中国と違い、国土の狭い日本では簡単に再生可能エネルギーの発電所を新設するわけにはいかない。そこでビルの屋上を間借りしてソーラーパネルを設置するといった工夫によって、日本でのビジネスは再生可能エネルギーへの転換にこぎ着けた。 しかし「それでは十分ではない」とクック氏は続ける。アップル製品を製造する工場、パーツを提供するサプライヤー、そして製品を充電する際、ユーザーであるわれわれが使う電力にまでフットプリントを取り、これらも再生可能エネルギーに転換することを目指している。 そこでアップル自身がサプライヤーのエネルギー転換をサポートするファンドを作っており、セイコーアドバンスもこのファンドを利用し、再生可能エネルギーへの転換を図ることになった。 「私は気候のためにとても重要だと思